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ロッケンロールばばあになる方法

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カワイイおばあちゃんになるなんて無理! ならば、ロックなばあさんになればいい!日々のいろいろ、てきとうに更新。
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2017年11月の記事一覧

買えばいい。

先日、「好きなお店が消えていく」という記事を書いた。 内容をひとことでいうと、贔屓にしていた洋服屋が閉店することになってショック、と、ただそれだけのことなのだが、実際に心身に受けたダメージは大きかった。なぜなら、わたしはここの服のサイズにぴったりの体型で、ちょっとクラシックなテイストもたいそう気に入っていたからだ。 わたしが大金持ちなら店ごと買い取りたいくらいだが、残念ながらそういうわけにもいかない。今の時代、アパレル業界は本当に売れなくて苦労しているらしい。服をいくらも

ちっちゃいこと

今日はちっちゃいことをひとつ。 「しおり」 おしりじゃなくてしおり。本についていたり、ついていなかったりするやつ。細いリボンのようなもの。 先日、古本屋で見つけたちょっと古めの単行本を買った。大好きな作家の連作短編集。美しい挿絵がたくさんついていて、持っているだけでうれしい本。それがたったの108円だった。 わたしは主に電車の中で本を読む。そろそろ降りる駅、というところでしおりを挟む。リボンをひらりとページに……あれ? なんだかいつもと感じが違う。電車を乗り換えて、再

好きなお店が消えていく

先日、ショックなダイレクトメールが届いた。 贔屓にしている洋服屋さんからの閉店のお知らせだ。 そこは、あるブランドがもつ唯一の旗艦店で、わたしの大好きな店だった。ここ10年くらい、古着以外はほとんどといっていいほどその店で買っている。 とはいっても、少ない予算のなかでの買い物だから毎月とはいかず、2、3カ月に1回というときもあれば、セール品ばかりを狙って買こともあったけれど。 売れ上げ金額は少なくても、お店のファンで長く通っている客、ということで、お店の人にもとてもよくし

「のに」が出たら、恋さえもうまくいかない

ものごとがうまくいかないとき。 一生懸命に取り組んでいるときほど、つい出てしまう。 「こんなにがんばっているのに」 自分自身に対する「のに」ならまだいい。氣をつけたいのは、相手に対する「のに」だ。 こんなにやってあげているのに。 こういうときの「のに」は、相手に見返りを求めていることが多い。たとえば、なにかの仕事で自分から同僚に「手伝うね」といったとする。しかし、自分の働きや親切心に対して相手からの感謝の気持ちが感じられないと、つい言ってしまいたくなる。「手伝ってあげて