人生の落とし穴
こんなことをして何になるのだろう。
そう思うことは誰しもあるものです。
でも、それを言い出したらきりがないのです。
なぜなら、生きていることそのものが
何のためなのかわからないからです。
この世界で絶対といえるものはただひとつ
生まれた以上、必ず死を迎えることです。
世界的に知られるような偉業を為す人もいますが
9割以上は「市井の人」として生涯を終えます。
功成り名を挙げることだけが
生きる意味だと位置づけるなら
ほぼすべての人が希望を失うことでしょう。
だからそれは落とし穴なのです。
答えを求めようとする生き方を
私たちは手放すために経験を積むのです。
答えを求めずして生きる時
夥しいものを与えられていることに気づきます。
すると感謝がわき上がり、その恩恵に答えようと
夢中で何かに向かって行く。
その果てにもしかしたら
知らずして「何か」を得るのかも知れません。
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