お茶の時間
かわいた風が吹いて
紅茶のおいしい季節になりました。
さらりとストレートでいただくのもいいし
こっくりとミルクティもいい。
カップの縁に木漏れ日が揺れて
指先はすこし冷たいから
あたたかなお茶が
のどを通りおなかをあたためるほどに
やさしい気持ちが満ちてゆく。
百舌鳥が鋭くなく声も
秋の気配を深めてゆく。
さもないことばかりだけれど
あなたとのお茶の時間を
どれだけ愛していることか
ひとりでいただくお茶でさえ
ふたりの時間になっている。
みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。