小休止

いつも『今日の言の葉』を
ご高覧くださっている方々、ありがとうございます。
今日はお休みいたしました。
朝、目が覚めた時、
「まだ起き上がらないで欲しい」という
体の声を聴いたのです。
その声に従うことにいたしました。
もとより高温多湿に弱い体質のため
このところの気候はかなり負担になっていました。
加えて予想外の（しかしどこかで予測していた）
出来事が重なり、それに対応する行動も伴い
三次元的な無理がどうしても重なったのです。
目を閉じて静かに横になるという
ただそれだけの時間が幸せに思えました。
待っていてくださる方には申し訳ないけれど
無理をして起き上がって降ろしたメッセージは
どうなのだろう、という気持ちもありました。
さらには、
「何が何でも」という姿勢を離れ
迷惑をかけるかも知れないし
ガッカリさせるかも知れないけれど
「体の声を聴く、内側の声に素直になる」
という行動を取ることが
遠からず誰かの役に立つような気もしたのです。
日本人の真面目さを私は愛します。
「真面目」は仏教用語で「しんめんもく」と読みます。
まことの面目というわけですね。
そのあり方は基本としていきたいところです。
でも、同時に禅では「あるがまま」を受け入れることを
教えるのです。
この場合の「あるがまま」を
浅く解釈して欲しくはないのですが
若干、老子の教えに近いような
森羅万象に習い自然のままに、といったところがあります。
この肉体は自然そのものであり
内なる声は宇宙の声です。
それを許さなかったのが（今も許そうとしないのが）
近現代の社会構造ということができます。
そうして、私たち人類は自然を離れていった、
と見てもいいわけですね。

話が大それてしまいましたが
ともかく、休んでみました。
ゆっくり起きて、今日は下弦の月だと知り
6月6日の新月からこれまでの間のことを
振り返ることにしました。
今、私の中にある課題と向き合い
それがどこからもたらされているのか
2時間あまりもかけて内観しました。
深海に潜っていくような静かな時間です。

数日前にコミュニティのクローズドサロンで
カードリーディングを行った際、
未解決となっている過去の問題が再浮上する、
という意味のカードが出ました。
私が最も恐れているカードで
これが出るとドキッとします。
ただ、それは、いよいよその課題を解決するときですよ、
というメッセージでもあるのです。
それを思っても、このタイミングで
ゆっくり時間をかけて自分と向き合って
よかったと思います。

みなさまには、いつも、ささやかでもいいから
気づきに繋がることを願って
ご自身を受容し、愛することに繋がることを祈りながら
言の葉を書かせていただいています。
今日、この小休止による私の行動が
あなたを休ませることになれば幸いです。
無理していませんか？
自分をむち打っていませんか？
泣いている自分を押し込めていませんか？
怒りを封じ込めていませんか？
人にぶつけてしまっては自分に返ってきてしまいますが
自分と対話し、その感情を認め、浄化していくことは大切です。
時には、そんな過ごし方を自分に許してあげてください。

今日は、小休止をいただき
ありがとうございました。

石川真理子より