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夢中で生きてきた自分を 誇らしく思う日が来るように


かたよらない こころ     こだわらない こころ
とらわれない こころ
   ひろく   ひろく   もっとひろく
これが般若心経  空のこころなり

わたしの大好きな教えです。

般若心経を、最もわかりやく

最もやさしく

最も的確な言葉で表現してくださった

奈良 薬師寺の高田好胤元管主。

薬師寺は、今でこそあんなにきれいで荘厳ですが

戦後は荒れ果てていたのです。

それを、再建を志し、

あきらめずに淡々と努力を積み重ね

ついに実現した信念の人です。

以下は、ウィキペディアより抜粋。

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1967年、好胤が管主に就任すると金堂の再建を志し、
ついで西塔、中門、回廊などを次々と再建した。

再建費用は大きな課題であった。

金堂の再建だけでも約10億円が必要だったが

檀家組織を持たない薬師寺には

その負担をするのは困難であった。

そこで高田は全国の篤志の人々から

一人1000円の写経納経の供養料を集める勧進を行い、

これを賄おうと考えた(写経勧進)。

一人1000円では100万人の写経が必要であった。

当初は一年に一万巻しか集まらなかった。

好胤は全国、800以上の市町村で

8000回におよぶ講演をして周った。

好胤の書籍出版が好調だったこと、

三越百貨店での月光菩薩展示も追い風となった。

これによって復興事業は一挙に進んだ。

1976年には念願の100万巻が達成され、

同年、金堂が再建された。

その後も写経勧進は進み、

1997年には600万巻にのぼった。

写経勧進は現在も薬師寺の

大きな柱の一つとなっている。

好胤の没後、大講堂が落成している。

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いま、急激な変化の中で

いろんなことが起きていて

これからはもっとたくさんのことが

否応なしに起きていくことでしょう。

でも、

感情も、考えも、かたよらないように心がけ

あまりにも、こだわりすぎないよう

ある一つの考えやものごとへの

とらわれから自由になって

「なるようになる。だから大丈夫、あとは天にお任せ」

そんな気持ちでいられたら

きっと、あとになって振り返ったときに

この時代

「あのときは夢中でがんばったなぁ」と

自分をきっと誇らしく思うことでしょう。

人生というのは、生きてみないとわからない。

生きてみると、なかなか

良いものだとおもいます。

しかも、辛かった想い出さえも

どうしてか、あとになると、輝いています。


みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。