![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142320150/rectangle_large_type_2_cb6ee31095e5d6d62bfcdeb221a990fb.png?width=800)
30-6 梅すだれ 御船/木花薫
身振り手振りの会話でどう転んだか、
「金山寺味噌を琉球の王様へも差し上げろ。取り計らってやる」
と丸い目の船乗りたちは言い始めた。酔っぱらいの戯言で実現可能かどうかなんてわからないけれど、大友のお殿様に献上したのだから不可能ではないかもしれない。どうせやるなら手渡したいし、どんな国か見てみたい。マサは琉球へ行くことにした。
ここから先は
785字
¥ 100
小説「梅すだれ」を連載中です!皆様の支えで毎日の投稿を続けられています。感謝の気持ちをパワーにして書いております!