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娘たちの握り飯を売ることが決まるとタカベは飯を炊く竈をもう一つ拵えることにした。ハモに手伝ってもらい、今ある竈の横に一回り大きなのを作った。喜ぶお桐に気をよくしたタカベとハモは、お滝にも何かしてやろうと考え、家の裏にある竹を刈り始めた。ばさりばさりと切り倒していると、隣の家のお国が来た。