木花薫(え-05 文学フリマ東京38)

小説「結婚したい女たち」、絵本多数、俳句ノート・短歌ノートを刊行。文学フリマ東京&京都…

木花薫(え-05 文学フリマ東京38)

小説「結婚したい女たち」、絵本多数、俳句ノート・短歌ノートを刊行。文学フリマ東京&京都に出店。時代小説「梅すだれ」を連載。家庭菜園で野菜作り。幸年吉日∞(インフィニティー)は別アカウント。イラストのうさぎは星うさchan☆あだ名は紅うさ、桃うさ、クロウサなど。

マガジン

  • レポート

    NOTEライブほか、参加したイベントのレポート。

  • 家庭菜園

    ブロックで作った花壇で家庭菜園を始めました。かぼちゃ、大玉すいか、きゅうり、なす、トマト、ピーマン、冬瓜、赤紫蘇の苗を植えて育てています。

  • 自己紹介まとめ

    変遷進化していく木花薫。歴代の自己紹介をまとめました。

  • イラストつながり

    終了しました。 見出し画像に紅うさ(元桃うさ、旧クロウサ)のイラストや写真をお使いいただいた記事をまとめました。(但し、有料記事は除く)イラストや写真をシェアしていただいたことは大きな励みに。お使いくださりありがとうございました。

  • 幸年レシピ

    • 81本

    更年期に不足しやすい栄養を補いつつ美味しくて幸せになるレシピをご紹介します。手に入り安い旬の食材で簡単に作れるレシピ集です。ぜひお家で作ってみてね♪

記事一覧

固定された記事

30-4 梅すだれ 御船/木花薫

それ以来小佐井は三月に一度は食べに来るようになった。三人前をぺろりと平らげて三倍の値の銭を置いていくよい常連客となっている。 ある日、部下と思われる二人の侍を連…

+2

噛み方無限なり∞忍者めし鋼を実食!

バトル。その先のご馳走。小さな生き物と葛藤の末、秋に植えた野菜を食べたよ。ジュル

昨年の秋に12種類の苗を植えました。 記事にしていませんでしたが順調に育ちました。 芽キャベツと玉ねぎの間に植えた白菜は芽の段階で食べられてしまって跡形もありませ…

+1

ケロちゃん「かんがえる」のポーズ。

今日のケロちゃん。「ナメクジいねーか!」殺気あり。

+2

今日の葉の上。家庭菜園のもう一つのお楽しみ💕

今日の来客、揚羽嬢。もとい、揚羽蝶。

+2

きらきらヒーリング✨メタリックヤーンでティッシュ箱カバーを作ったよ。幸年手芸ハッピーハンドメイド💗

今日のケロちゃん。葉っぱに御座しまする。

インフィニティブレスレット∞を生田神社にて

+2

セロリ喰う庭の友だちだんご虫/木花薫

30-3 梅すだれ 御船/木花薫

六尺はある大きな体と四角い大きな顔。そこに太太と生えた眉には貫禄がある。今までにも侍は食べに来たがこれまでの誰よりも堂々とした立ち姿であった。 侍は店に入ると入…

+1

咲いた咲いた、桜が咲いた🌸

小説に専念したいのよ。でも洋裁と俳句と野菜と星うさchanと。4/4/2024

アイコンを時代小説家っぽく紙人形にしました。木花薫でございます。 アイコンの紙人形についてはこちらの記事に書きました。母の遺した紙人形です。 さてさてプロフィー…

桜遅くね?「みんはい桜まつり」に参加しまーす🌸

今年の桜は早いって言っていたような気がするのですが、今では例年より開花が遅いと聞こえてきます。 雨も上がり、気温も上がる。 桜を待ちわびています。 その思いを俳句…

30-2 梅すだれ 御船/木花薫

マサの乗る船は島原や天草、時に長崎まで荷を運ぶが頻度はそれほど多くはなかった。半分は船に乗らない日だったので、そんな日は北東に位置する朝来山へ山菜を採りに行く。…

固定された記事

30-4 梅すだれ 御船/木花薫

それ以来小佐井は三月に一度は食べに来るようになった。三人前をぺろりと平らげて三倍の値の銭を置いていくよい常連客となっている。 ある日、部下と思われる二人の侍を連れてきた。一人はお滝たちと年の変わらぬ二十歳くらいの若者で、もう一人は三十歳くらいの男であった。 年上の男の方には見覚えがあった。一人でたまに食べにくる。マサが言うにはこの男は島津の動きを監視しているのだそうだ。 大友家は九州の半分に当たる北と西を支配している。肥後の東には九州の1/4を占める日向の国がある。そし

+3

噛み方無限なり∞忍者めし鋼を実食!

バトル。その先のご馳走。小さな生き物と葛藤の末、秋に植えた野菜を食べたよ。ジュル

昨年の秋に12種類の苗を植えました。 記事にしていませんでしたが順調に育ちました。 芽キャベツと玉ねぎの間に植えた白菜は芽の段階で食べられてしまって跡形もありません。 カップをかぶせて温室にしたのを覚えておいででしょうか? こちらの記事に書きました。 引用すると、これがその写真です。奥でひっくり返っている「ハクサイ苗春どり」のカップの中に、春どりの白菜の苗がいます。春どりだから寒い冬を過ごせないと思い、温室状態にしたんです。 温室は成功したんです。葉が3枚も出て。とこ

+2

ケロちゃん「かんがえる」のポーズ。

今日のケロちゃん。「ナメクジいねーか!」殺気あり。

+3

今日の葉の上。家庭菜園のもう一つのお楽しみ💕

今日の来客、揚羽嬢。もとい、揚羽蝶。

+3

きらきらヒーリング✨メタリックヤーンでティッシュ箱カバーを作ったよ。幸年手芸ハッピーハンドメイド💗

今日のケロちゃん。葉っぱに御座しまする。

インフィニティブレスレット∞を生田神社にて

+3

セロリ喰う庭の友だちだんご虫/木花薫

30-3 梅すだれ 御船/木花薫

六尺はある大きな体と四角い大きな顔。そこに太太と生えた眉には貫禄がある。今までにも侍は食べに来たがこれまでの誰よりも堂々とした立ち姿であった。 侍は店に入ると入口の横に座った。侍たちはいつでもそこに座る。それは敵が来た時にすぐに店の外へ逃げられるからなのだとお滝はマサから聞いている。 (お偉い侍だろうか?) お滝はごくりと生唾を飲んだ。強張る顔のまま「いらっしゃい」と白湯を出すと案の定「鎌倉の珍しい味噌をたのむ」と言われた。 金山寺味噌がすっかり「鎌倉の珍味」になって

+2

咲いた咲いた、桜が咲いた🌸

小説に専念したいのよ。でも洋裁と俳句と野菜と星うさchanと。4/4/2024

アイコンを時代小説家っぽく紙人形にしました。木花薫でございます。 アイコンの紙人形についてはこちらの記事に書きました。母の遺した紙人形です。 さてさてプロフィールが激変してきたので書き直しますね。 時代小説「梅すだれ」現在連載中の「梅すだれ」は連載を始めてから二年が経っております。何年かかろうが完結しますので最後までお付き合いよろしくお願いいたします。 見出し画像にAIを使うようになりパワーアップしております。(←文章をもっと頑張んなさいよ!) 本文の後に前話やこれ

桜遅くね?「みんはい桜まつり」に参加しまーす🌸

今年の桜は早いって言っていたような気がするのですが、今では例年より開花が遅いと聞こえてきます。 雨も上がり、気温も上がる。 桜を待ちわびています。 その思いを俳句にしました。 吉野の桜を見たいんです。この熱き思いについては以前投稿しました。 一生に一度は吉野の桜。江戸時代にそう思って本居宣長が見に行ったそうなのですが桜は散った後で見ることは叶わなかったそうです。それを知って何が何でも見たくなったんですが、車で日帰りで見に行ける現代人でも満開に合わせて見に行くのは至難の業

30-2 梅すだれ 御船/木花薫

マサの乗る船は島原や天草、時に長崎まで荷を運ぶが頻度はそれほど多くはなかった。半分は船に乗らない日だったので、そんな日は北東に位置する朝来山へ山菜を採りに行く。それをお桐がお孝の母親の真似をして塩漬けにした。 冬の間、お滝は竹籠を編んだ。春になったら始める予定の飯屋では、握り飯を持ち帰れるようにする。その為の蓋つきの小さな籠と、日用品を入れられる大きな籠をいくつも編み、大きな籠は宿屋や市場で売った。 お桐は壺をいくつか調達し、山菜の漬物や得意の香香を漬けた。そして畑で採れ