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「世の中に新しい価値を、科学の力で提供する」といった夢を抱いたのは中学生の時だった。必要な知識や技術を身に着けるために、高校→大学→大学院へと進み、入社後晴れて製品開発に携わる事となった。幸いにも夢を実現できる担当業務に意外にも早く恵まれ、私が思ってたよりもだいぶ早く、夢は実現した。 実際に製品化されたところを目の当たりにした私は、大変感激した。このために生きてきたと、報われたと思った。 一方で、実現したとはいえ夢の実現に対する現実を思い知った。 「死の谷」といった量産化
私は定時で帰宅したい。 仕事にも勢力的に取り組みたい。 そのためには、「仕事の質を高める事が必要」であり、「いかにして質の良い仕事を効率良く提供するか」は私の永遠のテーマである。 これまでに効果が見られた取り組みを紹介する。 ■二階級上の人の考えを理解するサクッと資料を作成し、すんなり了承される事は、順調に効率的に仕事を進めるのにとても有効だ。 そのために、非常に効果的なのは、「少なくとも二階級上の人の考えを理解する事」である。担当であれば、係長ではなく課長、課長であれ
高校3年の3月、共に受験勉強に励んだ友人が、私に「K大を目指して一緒に浪人しようよ」と言ってくれた。 友人のお誘いはとても嬉しかったが、私は断って現役合格した大学へ進学し、友人は1浪でK大へ入学した。 あの時、一緒に浪人していたら、私の人生は今とは少し別の状況になっていただろうか。今でもふとした瞬間に思い出し考えてしまう。 ■出身大学が及ぼす影響①環境から拡がる人脈 大学はそれぞれ特色のある教育を提供している。 そして、教授および教授についている種々の設備や研究費の
私の父は転勤が多かった。 専業主婦だった母と、私達家族は父の転勤に合わせて転居を繰り返した。 結果、私は小・中合わせて5校通う事となった。 当時は専業主婦家庭も多く、帯同するのは普通だったように思う。 しかしながら、父の転勤に合わせて転居した先での生活に慣れるのは、まあまあ大変だった。 私は、方言が恥ずかしくて暫くしゃべらなかったり、次の転校に備えて友人とは一定の距離をおいたり。中学では地理と歴史を履修する学年が異なり、地理か歴史のどちらかは、結果的に独学+塾で学ぶ事と
キューリー夫人に憧れ興味が赴くままに理系に進み、研究室の諸先輩方が活躍している企業に入社して早十数年が経った。転職はしたことがない。 もちろん、辞めたい!転職したい!と思った事は沢山ある。 割と最近も真剣に考える事もあったが、結果的に思いとどまっている。 辞めたい!と思う理由の多くは、「職場環境の中で感じる居心地の悪さ」などである。それらの多くは企業勤めであれば、ある程度どこででも起こり得ることであろう。 ■現会社に留まる理由①競合他社への転職はご法度が、業界常識らしい
①日本で一番偉い人 先日、総理大臣がテレビにでていた時、夫と娘が以下のような会話していた。 娘「この人誰?」 夫「日本で一番偉い人だよ」 「総理大臣=日本で一番偉い人」これは合っているだろうか? ②会社で偉い人 入社まもない頃、係長と課長のおっしゃる事が異なる事があって、私は混乱していた。 課長は私に「どっちが偉いと思ってんだ」と。 課長の方が偉いのは本当だろうか? 建設的な係長の意見より、腑に落ちない課長の意見の方が正しいのだろうか? ■偉いのは誰?「偉い」
学校、職場、社会において様々なルールが存在する。 ルールは守らなければいけない。 優等生のいい子ちゃん達は、守るように努力してきただろう。 娘たちとの関わりあいの中でも、往々にしてそのような場面を見かける。 ■子供のルール例1)「○○君が、ダメって言われているところで遊んでた~。だから注意して先生に言ったの。」 例2)「お風呂に入ってから寝ないとダメ!!」 「原則」はそうであって、安全上や社会規範上の問題が生じなければ、「必要に応じて」破ってもいい。破った方がいい場合も
人生100年時代と言われている。 リンダ・グラットンさんのLIFE SHIFT を皮切りに、寿命が100年となる事を前提にした人生戦略に関して議論されていたり、関連書籍が発行されるなど一大関心事となっている。 私も大変気になる話として、注目しているところだ。確かにこれまでの常識をアップデートしなければならないだろうし、娘達のためにも知ってた方がいいだろう。 ■学び直しは可能なのかマルチステージ人生の中には、仕事をしつつも、知識のアップデートのために学び直しを行い、ジャン
春・・・進級/進学、昇進/昇格、移動/異動の時期、何かが変わる事となる人は多い。社内は、「昇進/昇格/異動」でざわついている。 仕事で少し関わった方が役員に昇格した。役員になれるのは、同期入社社員の1%にも満たないくらいの割合だろう。 ■彼女の悩み数年前の春、同期の友人が、会社からの「評価」にショックを隠し切れずに連絡してきた事がある。彼女は、産/育休の時期が昇格試験の時期に重なって遅れをとっており、復職して直ぐに昇格試験を控えていた。 しかしながら、育休から復帰後に「
社会にでて働き始め、沢山の壁にぶつかり、何が問題かもわからなかった。周囲に相談するも、釈然とせずモヤモヤが残る。 尊敬する上司の一人が、結構本を読んでいる事を知り、書籍を探した。周囲への相談は、専門家でない限り満足する答えを期待してはいけないし、時間も奪ってしまい、不満足気な態度をとってしまっても申し訳ない。 同じジャンルの書籍を複数購入してみる。 すると、いろいろ答えが見えてきた。 私が特に夢中になって読んだ本は以下の2冊であり、 ①LEAN IN に勇気をもらい、②
結婚して間もないころ、興味本位で友人と行った占い師に言われた。 「夫のメンタル不調を支える日が来る。」 それは確かに現実となった。 ー異変夫は社内異動後、しばらくしてから「上司と反りが合わない」、文句を言う日が増えた。その上司の元ではメンタル不調者が続出していた。 徐々に家族に当たるようになった。 時折、攻撃的な言動で私の失敗をなじり、怒鳴り散らす。 「あなたはいいよね~」に続き、私にはどうしようもない点について非難する。当時の私の職場状況がまあまあ恵まれていたのは確か
noteをサーフィンする中で、ストレングス・ファインダー実施レポート類を拝読、早速実施し、多くの気づきが得られた。 私が最も大事にする事≠他の多くの人が大事にする事上位5資質の結果は、驚くものではなかった。私の第一の資質は「着想」である。 私は私の「強み」を活かせる職種や立場にあって、そうなっているのは、もはや必然であると、妙に納得した。 しかしながら、34項目もあるのに上位に来る項目があって、下位に来る項目があるということは、「着想」は私にとって最も大事であるが、他の多
ノーベル賞の受賞は喜ばしく日本でも祝福ムードであるが、日本には戻りたくない、アメリカ国籍の真鍋氏。 権威ある人の「日本に戻りたくない理由」発言は重い。 そして良く言ってくれたとも思う。 そう、同調圧力に屈して生きていく能力がある人は、日本で幸せでいられるのであろう。 私自身、これまでに以下の言葉を、何度言われきただろうか。言われるという事は、そうでないから、気をつけなさいとの有難い?ご忠告なのだろうけど。 しかしながら、マイノリティ(=ワーママなど)には同調圧力に屈し
10数年前の就職活動時、私はとある企業から、「女性だから」という理由で断られたと、教授から伝えられた。 女性の活躍、ダイバーシティ、SDGsが脚光を浴びるようになって一転、最近では、どの企業もこぞって「女性採用増加」に躍起となっている。 ■広告塔となる女性たち とある企業の女性役員とお話した時、「私は広告塔なのよ」とおっしゃっていた。同感だ。 各会社のHPなど、社内で働く人をアピールするような記事内、圧倒的に男性が多いはずなのに、女性を多く紹介している事は多い。私もこれ