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共働きのキャリア、育児

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育児をしながら働き続ける記事まとめ
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キャリアと育児を両立させる 妻と夫の育休期間の考え方

私の2度の産休・育休、夫の1度の育休から、ベストな育休期間について考え方を述べたい。考え方のベースはキャリアへの影響を小さく、かつ健全な家族生活に必要な時間といった視点である。 1.妻の育休は生後6ヵ月頃までがおすすめ妻側は、8週間の産後休暇が義務づけられている。 以降の育休期間において、妻側が長くなる主な理由の一つは「母乳」であろう。復職時期は、以下の理由から生後6ヵ月頃がおすすめと考える。 理由① 母乳がでるのであれば、免疫力向上効果が高いと言われてる生後6ヶ月までは

夫婦のキャリア形成と転勤問題|帯同?単身?家族は一緒にいるべき?

私の父は転勤が多かった。 専業主婦だった母と、私達家族は父の転勤に合わせて転居を繰り返した。 結果、私は小・中合わせて5校通う事となった。 当時は専業主婦家庭も多く、帯同するのは普通だったように思う。 しかしながら、父の転勤に合わせて転居した先での生活に慣れるのは、まあまあ大変だった。 私は、方言が恥ずかしくて暫くしゃべらなかったり、次の転校に備えて友人とは一定の距離をおいたり。中学では地理と歴史を履修する学年が異なり、地理か歴史のどちらかは、結果的に独学+塾で学ぶ事と

偉いのは誰?|リスペクト・トレーニング

①日本で一番偉い人 先日、総理大臣がテレビにでていた時、夫と娘が以下のような会話していた。 娘「この人誰?」 夫「日本で一番偉い人だよ」 「総理大臣=日本で一番偉い人」これは合っているだろうか? ②会社で偉い人 入社まもない頃、係長と課長のおっしゃる事が異なる事があって、私は混乱していた。 課長は私に「どっちが偉いと思ってんだ」と。 課長の方が偉いのは本当だろうか? 建設的な係長の意見より、腑に落ちない課長の意見の方が正しいのだろうか? ■偉いのは誰?「偉い」

昇進/昇格の悩み|「働かないおじさん」にならない自信はあるだろうか

春・・・進級/進学、昇進/昇格、移動/異動の時期、何かが変わる事となる人は多い。社内は、「昇進/昇格/異動」でざわついている。 仕事で少し関わった方が役員に昇格した。役員になれるのは、同期入社社員の1%にも満たないくらいの割合だろう。 ■彼女の悩み数年前の春、同期の友人が、会社からの「評価」にショックを隠し切れずに連絡してきた事がある。彼女は、産/育休の時期が昇格試験の時期に重なって遅れをとっており、復職して直ぐに昇格試験を控えていた。 しかしながら、育休から復帰後に「

「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」の理不尽|お願いだから我慢して欲しい親の思い

長子の私の友人は、長女が多い。そんな長女同士の話題に時折上がるのが、「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」って理不尽だよね~という話。 お菓子の量が違うように見え、お皿を取り合う喧嘩が始まる。 →「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」と一喝される。 お小遣いをもらい始めた時 →なぜか妹ももらっている。私が妹の歳にはもちろんもらっていない。 →「おかしい!」と親に抗議するも、スルーされる。 私が親に「必至でお願いして」通わせてもらったお稽古事 →妹は親に「勧められて」ちゃ

夫を病院に行かせた日

結婚して間もないころ、興味本位で友人と行った占い師に言われた。 「夫のメンタル不調を支える日が来る。」 それは確かに現実となった。 ー異変夫は社内異動後、しばらくしてから「上司と反りが合わない」、文句を言う日が増えた。その上司の元ではメンタル不調者が続出していた。 徐々に家族に当たるようになった。 時折、攻撃的な言動で私の失敗をなじり、怒鳴り散らす。 「あなたはいいよね~」に続き、私にはどうしようもない点について非難する。当時の私の職場状況がまあまあ恵まれていたのは確か

人生100年時代|加齢による衰えと学び直しを考える

人生100年時代と言われている。 リンダ・グラットンさんのLIFE SHIFT を皮切りに、寿命が100年となる事を前提にした人生戦略に関して議論されていたり、関連書籍が発行されるなど一大関心事となっている。 私も大変気になる話として、注目しているところだ。確かにこれまでの常識をアップデートしなければならないだろうし、娘達のためにも知ってた方がいいだろう。 ■学び直しは可能なのかマルチステージ人生の中には、仕事をしつつも、知識のアップデートのために学び直しを行い、ジャン

子供の習い事事情 | 親の希望と効果

我が家は共働きで、年中と小学校低学年の2人の娘を養育中、いつのまにか習い事のスケジュール管理に追われている。 友人らの影響等による本人の希望と、親の希望や期待、費用対効果など考えるポイントは沢山、我が家での対応例や考え方を紹介する。 ■親の希望|生きていくのに必要な力を身に着ける将来にわたり生きていくために必要な力として、可能な限り身に着けておいてほしいスキルは以下である。 スイミング (MUST) 自分と、自分の大切な人の命を守るために必須である。 学校でのプールの

空気を読まない力を身に着ける

ノーベル賞の受賞は喜ばしく日本でも祝福ムードであるが、日本には戻りたくない、アメリカ国籍の真鍋氏。 権威ある人の「日本に戻りたくない理由」発言は重い。 そして良く言ってくれたとも思う。 そう、同調圧力に屈して生きていく能力がある人は、日本で幸せでいられるのであろう。 私自身、これまでに以下の言葉を、何度言われきただろうか。言われるという事は、そうでないから、気をつけなさいとの有難い?ご忠告なのだろうけど。 しかしながら、マイノリティ(=ワーママなど)には同調圧力に屈し

考える家事と考えない家事 -考えない仕組みを作る‐

我が家は共働きで、2人とも定時帰りをデフォルトとし、家事・育児を分担している。 ー数年前ー 私は爆発寸前だった。大抵私の方が早く起き、遅く寝て、夜泣きにも対応し、夫には休日に趣味を楽しむ時間があっても、私にはない。 夫は、家事・育児をよく担う方だろう。しかしながら、どこか自分の仕事とは思ってないところがあり、楽な方に逃げている。「主体性」がないのだ。 そんな時、「育児中の共働き夫婦のためのセミナー」をみつけた。 私は夫を引き連れて参加した。夫と妻のどちらがどれくらいの割

~ありがとう~Oisix

宅配食材サービスのOisixを始めて久しい。友人が利用しているのを聞いて興味を持って、夫を説得。「割高なんじゃないの?」とか「僕がスーパーに行くからいいよ」とか、言われながらもお試しセットを頼んでみた。 お試しセットのキット、簡単でとても美味しかった。 子供たちも食べてくれた! コースは何度か変更しつつも、今は料理キットをメイン、その他我が家必須の消耗食材を毎週頼んでいる。 Oisixを始めるようになって、すーっと肩の荷が降りた。 食材の使い回しも可能なメニューを考え

共働き夫婦の理想の家計管理と現実

結婚当初、議論となった家計管理方法。同財布とするか、別財布とするか。。 →結論、揉めに揉めたが、夫案となっている。 生活費の負担割合は、収入割合で決めるのが妥当であろう。 我が家の場合は、収入はほぼ同じとして(細かい所はお互いつっこまない)折半し、産休・育休時は、収入減に合わせた割合を負担した。 貯蓄は個人任せであるが、大きな出費が必要な時はその都度出せる金額を話し合っている。 夫の別財布事情は知らないし、私も伝えていない。 生活費の計上が結構面倒(妻案の訴求ポイント

共働き夫婦の理想の家事‐育児分担と適性

共働きは、収入面においてリスクヘッジであるが、健全な家族を維持する上で、家事‐育児もお互いに同等程度できることもまた、リスクヘッジである。 そのため、二人とも仕事を続けつつ、基本定時上りとした。 家事‐育児分担比率も半々が理想である。 しかしながら、お互いの得手不得手は存在する。 まず、びっくりしたのは、夫は子供の夜泣きに気づかないのである。睡眠確保のため、私が別室で寝ていた時の事であるが、子供が泣き止まない。あまりに泣き止まないので様子を見に行くと、夫はいびきをかいて寝

会社にしがみついている理由

キューリー夫人に憧れ興味が赴くままに理系に進み、研究室の諸先輩方が活躍している企業に入社して早十数年が経った。転職はしたことがない。 もちろん、辞めたい!転職したい!と思った事は沢山ある。 割と最近も真剣に考える事もあったが、結果的に思いとどまっている。 辞めたい!と思う理由の多くは、「職場環境の中で感じる居心地の悪さ」などである。それらの多くは企業勤めであれば、ある程度どこででも起こり得ることであろう。 ■現会社に留まる理由①競合他社への転職はご法度が、業界常識らしい