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空想にふける

最近気がつくと、頭の中が
ここではない別の世界へ飛んでしまうことがある

昔から、小説や漫画や映画などのフィクションの世界に感情移入しやすいのだが
わりと最近、それがさらに顕著に、強くなっている気がする。

昔、「ホ・オポノポノの副作用で空想や妄想ができなくなった」と言っていた人がいた。
それを聞いて私は、「空想ができなくなっちゃうのか、それはちょっと寂しいな」と思った。
ただ、実際のところ私はそんなに妄想が激しいタイプではなかった。
もしかしたら意外に思われるかもしれないが、そんなに空想したり妄想癖なタイプってわけではなく、私がするオリジナルな妄想ってけっこう現実寄りだったり平凡で
たとえば、片想いの○○君と付き合ったらこんなデートできたらいいなとか、たとえるなら矢沢あいの「NANA」に出てくるハチがするような現実に沿ったような妄想というか、そんな平凡な妄想が多かった。

ただ感情移入はしやすいので、フィクションの世界には入り込みやすかった。
でも小さな子供の頃はよくお話を作ったりしたので、もっと空想しやすい人間だったのかもしれない。


さて、そんな私なのだが、なぜかどんどん空想癖が強くなっている。

空想癖というか、不思議な夢を見た上での空想というか、想像力が豊かになったというか。

昔から夢はよく見るタイプだが、不思議な夢やファンタスティックな夢を見る頻度が高くなってきた。

夢を強く覚えていることが多いせいか、眠りが浅く、睡眠障害を起こしているみたいで、現実の日常生活に支障をきたすので
できるだけ夢は覚えていない方が良いと、夢を強く見ることを拒み、深い眠りを望んでいたことも多かった。
昔は夢日記をつけることもあり、あまりにも夢を強く覚えてる度合いが高まったので、現実に支障があったのであまりつけなくなった。
でもあまりにも印象深い夢はメモして残した。

最近は、いろいろと印象的な面白い夢を見ると適度にメモしたり日記をつけることが度々あり、所属しているサークルのすみれさんに夢占いとして紐解いてもらうこともあるが、新たな発見がたくさんあり面白い。


少し話が外れたが
不思議な夢や面白い夢を見ると、その夢がしばらく頭から離れなく、しばらくその世界に浸ってしまうようになった。
下手したら、数日間だ。

そしてその世界に思いを馳せることによってイマジネーションは膨らんでいく。

昔も不思議な夢は度々見ることはあったが、ここまでだっただろうか?
もちろん楽しい夢ばかりではなく、嫌な夢やトラウマな夢や怖い夢やつまらない夢を見ることも多くある。


冒頭に書いたように、小説や漫画や映画などのフィクションの世界に、昔から感情移入しやすいが
最近その度合いがより強くなった。

全ての物語ではないが、感情移入した場合、
その物語の主人公、あるいは感情移入しやすい人物に、まるで自分がさもその人物であるかのように感じて
そしてその主人公を取り巻く人物たちも、その世界も、実際に現実に存在しているかのような気持ちになり、その物語が本当にあった出来事のように感じてしまうのだ。

以前はここまで強く感情移入しただろうか?
おそらくここまでしたことはなかったはずだ。

二次元の世界にハマり込む人たちは、もしかしてこのような感覚になっているのだろうか?


ここつい最近、あるフィクションの世界に、あまりにも強く感情移入し過ぎたせいで、しっかりと現実に戻ることに困難した。
困難というかむしろ別にそのままでも良かったが(楽しいから)
今もまだややあっち側にいるが、それでも自分軸に戻れたのは、まさかの"夢"のおかげだった…。
どうしてかというと、どんな現実離れしてても、妄想のような夢でも
その夢の中では"私"が主人公だからだ。
その夢は、フィクションの物語よりも現実味があって、そして幸福感のある夢だった…。

日常生活に支障をきたすレベルになると問題はあるし、感情移入しやすいのはあまり宜しくないのではと思ったこともあったが
現在は長所でもあると思うようになった。


ちなみに、昔はよく他者に感情移入もしていたが
人と距離をとることを覚えるようになったため、現在は昔ほど他者に感情移入しなくなったが楽になった。

ホ・オポノポノの副作用で妄想ができなくなるかというとそういうわけでもなく、おそらく人によるのだと思う。
ホ・オポノポノは、本来の自分に戻る(インナーチャイルドに正直に生きる)ためのものなので、それによって自身の心がどうなるかは人それぞれなのだろう。


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