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GYPSY 4/22

舞台に立ちたいけど、年齢が限界だからその夢を娘に押しつけ続けるステージママを中心とした物語。

全編通してローズの自分に酔ってる感じが鬱陶しくて素晴らしかった。パンフレットにもあったが、憑依型なんだろうな、と思わされた。
子供は自分がすごくなるための駒でしかないから延々子供扱いして、意向も聞かずに古臭いバカみたいな演目をやらせるのが怖い。

きーよはとにかく無駄に声のいいおじさんだった。ひたすら支えてくれるいい人。永遠に振り回されてるのに全然見捨てないから逆にびっくりした。どれだけ惚れてるんだ?

いくちゃんは最初のもさっと感から、後半のストリッパーとして美しく開花していく様が本当にすごくて目を奪われた。めちゃくちゃえっちで美人。

いろはちゃんの歌声はもう頭の先からすこーんと抜けるような見事な声で、これは舞台に立たせるしかないわ、と思わされた。

大光ちゃんはまだ荒削りだけどちゃんと声も出てて、ダンスも上手くて、舞台の世界では小さい方にはなってしまうから、主役は張れないかもしれないけど、全然やっていく才能があると思った。目指せ坂本くん。キャラ的にはあんなにいくちゃんに優しくしてたくせに、とは思うけど、ちゃんと優しくしてくれた人がいたってだけでも支えになっていたかもしれないし、複雑。

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