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二十面相 6/23

あまり期待せずにそこそこ面白ければいいや、と思って見に行ったらめっちゃ好きだった。

もちろん、不思議なシーンとかもあって、
ん?となるところもあった(好みの問題です)
んだけど小学生の時に父に与えられて、
一生懸命読んでた時代の記憶が蘇った。

そういえばこんなシーンあったかも、とか、
とりあえず、暇になったら読み返そうと思う。

それに、
当時はそういうものとして受け取っていたけど、
劇中で、実はこういう説が、みたいなくだりが
あって、そこも確認したくなった。

明智と二十面相は表裏一体、さらにいえば小林も
と言っていたのは宿敵が存在する探偵小説では
よく言われることではあるけど、
(例えば、ホームズとモリアーティ)
その要素が強く出されている点が面白い。

最初は明智目線で、最後は二十面相視点で
ほぼ同じ内容を言っていたのが、こうくるか!
とテンションが上がった。
その後の笑い声とかマネキンに頭を載せるところ
まで含めてイカれててとってもよい。

ちなみにこのシーンに関しては、
明智が一歩道が違って、二十面相になっていた
ifの世界なのかな、という風に捉えています。
(6/30追記)

明智と二十面相には少年愛好者だったかも、 
というのもこの手の男性ばかり出てくる小説では
よく言及される。
実際、行動の上で女性を冷たくあしらう、
ということも多いし、そのケがあるということもありえるとは思う。

ただ、二十面相が予告状に小林を可愛いと
言っている部分があったというのは
覚えていなくて、まじか、となった。

その要素として、小林の女装を見て
明智が動揺して唾飲み込むの面白かったし、
小林は小林で女装好きってくだりが面白い。

あと、明智と二十面相は代替わりしてる説、
二十面相はひとりではなく、同じ名前で
動いている集団の名前説がなるほど、と
思った。

さて、矢花さんの演技について、

絶対いいだろ、と思いつつも、
ゆうて初だし、と思っていたら、
矢花さんめちゃくちゃいい声だし、
シーンごとの声の感じの切り替えがうまいし、
つくづく向いている。

たぶん、
本人の分析力の高さから来るものなのかな?

明智としてのなんとなく嫌味な感じの話し方と
いい、めちゃくちゃ合ってた。
ただ、嗜めたりするシーンは矢花さんが出てた。

矢花の凄さを一番感じたのが、歌のシーン。
いろんな顔を持つ、というイメージなのか
切り替えながら歌うシーンの声が気持ち悪くて
すごくよかった。ぞっとした。

でも、やっぱり狂気こもった笑い声が最高。
私はどこかおかしい人、悪役を好きになる傾向があって、美人好きなので、狂気の笑いを見せた
明智矢花さんは性癖に刺さりまくってた。
ぜひ、今後も狂った役をやってほしい。

役どうこうでない話だと、

最初のシーンで黄色い子弾いてて双眼鏡越しではあるけど生で見れて嬉しかった。手がきれい。

あと、あるキャラの名前が耳で聞くと
私の名前とほぼ一緒なので矢花さんに
名前を呼ばれているようでどきどきした。

カテコで、ブログ(4時までかけて書いた)とIsland TV(機材紹介)の宣伝を
ちゃっかりしていくところ好き。

機材紹介は普段のライブの時とかもあげてくれて嬉しかったんだけど、舞台の機材を見られることないし、今回の舞台は謎な音多かったから見てもわからなかったけど、見れてワクワクした。
矢花さんありがとう。

あと、日々みんながアレンジしていくから付いて行こうとしてセリフをミスる(お互い様)って
言ってたのも大変だけど楽しそうでよきだった。

トヨリクもたまーに早口気味なところ以外は
よかった。
ただ、他の人も早口めなシーンだったから、
もしかしたらベテランの方々だし、
早口でもメリハリをつけていい感じにする
テクニックを身につけてるのかも。

こういう作品はだいたい脇がベテランで
固められているので、その演技を見るのも
醍醐味のひとつだと思う。

二十面相役の栗原さんの、
矢花さんとの掛け合いは本当にかっこよかった。

音響が一部後ろから音楽を流し、あとは左右で
その場で音を出していたから、つい双眼鏡で
今なにをやってるのか、見てしまった。
面白かった。




って、感想を母に語ってたら、
鈴勝さん、早稲田の人だよね、
昔一緒にやってた時代あるよ、って言ってて、
そういや、うちの母、大学時代は演劇サークル
手伝ってたって、言ってたわ、と思った。
早稲田の演劇サークルは結構俳優とか
輩出してるもんね。

知り合いレベルなら意外と有名人いるもん
なのかもしれない。

私も一方的な知り合いならいるもんな。芸能人。

誰ひとり連絡先知らんし、
知りたい人も別におらんけど。
あっちは陽キャ、こっちは陰キャだし。

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