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これは何の野菜?

ヒント

酢で漬け物にして食べる事が多い。

収穫の季節

畑で細長い葉が群生している
そのびっしりと生えた葉が
少しづつ黄色味がかってきて倒れ始めたらその収穫時期となる。

畑の管理

私が植えて管理しているわけではない。
先祖代々の畑を母がいまだ守っているカタチである。
そろそろ母も力仕事には限界がきているため、時々手伝いに行き、野菜ももらってくる。
このご時世にはとてもありがたい。
幼い頃から野菜は採れたてを食べてきた、何なら採ってその場で食べる味を知っているだけに、スーパーに並んでいる野菜には申し訳ないけど味が違う。

正解

らっきょう  でした。

甘酢漬けが一般的。
私はそれしかわからないので、違う美味しい食べ方があれば教えて欲しいです。


収穫

秋に植えた一粒の小さならっきょうは、次の春には拳よりも大きな集合体に育つ。
土の中で、孫、ひ孫を増やして何十個もの一塊の大家族となっている。

それを、葉の根元から次々と引っこ抜いていく。
根がかなり張っていてなかなか抜けない。
そりゃ、あちらも命がけで生きてる。
なので、かなりの力仕事。
5×3mほどの面積ではあるが運動不足気味の体は息がきれる。

一粒からこの本数に増えてる
この時点で
食べれる部分はどこ?


全部抜いたら、土を落として
食べる部分と葉の部分を切り落とす


葉も食べられそうな勢いだけど
葉と根と薄皮は次の肥料として
捨ててしまいます
そして、今年の秋に植える苗として
いくらか残しておきます


手間暇

もうこの時点で疲れてきていますが、
ここからもまた気の遠くなる作業が続く。

白いヒゲがすごい
生命力の強さを感じる


白い根の方(土に埋もれていた方)をざっくりと洗い、今度は座る作業の準備。

白いヒゲ、茎の部分、一番外側の固い薄皮をひとつひとつ手作業で剥いていく。

という事は、食べる部分は一番膨らんだ根のすぐ上の親指の第一関節までくらいだけ。
なんてコスパが良くない‥。

瞑想の時間

座って手の届く範囲に、土付きらっきょう、剥いた根や皮を捨てるバケツ、処理後のらっきょうを入れる塩水バケツを設置。

この日はお天気が良かったので、庭の日陰で
ラジオを聴きながらすることに。
ラジオの合間に、山鳩やウグイス、雉のコーラスも聞こえてる。

こういう風景は、育った環境だからかなんとも落ち着くし、いつまでも残していたいと思う。

『さぁ』と母と果物ナイフを片手に
小さならっきょうをさらに小さく剥いていく。
最初のうちは、アレコレ話しはするものの
だんだんと無口になり、ただただらっきょうと向き合う時間となる。

気がつくと3時間ほど経っていた。
手袋はしていたものの
指がふやけて、痛くなって来ている。
あともう少しだけど、同じ姿勢で腰も辛くなって来ていたため、一旦作業終了。

どうして、そんなに急ぐのか?というと、
母曰く、らっきょうは皮を剥いて放置していてもすぐ根が生えてきてしまうから、
剥いたらその日のうちに塩で付けてしまわないといけないそう。

という事なので、持ち帰り夜の宿題。


片付け

振り返ると、食べられる部分がほんの少し。
葉や根、皮が山盛りの状態。
これらは土に戻して、堆肥と混ぜ、次の肥料として使います。
ちゃんと循環させて、野菜の栄養となっていきます。

これは何の野菜②に続く。

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