田舎コンプレックスから得たもの。

相当な田舎コンプレックスをこじらせていた私。高校卒業後は東京に行きたくて仕方なかった。

姉が東京に住んでいたから、親の説得もたやすく、専門学校への進学と共に上京はいとも簡単に実現した。

ホームシックは皆無で、都会にはすぐ慣れた。

駅まで徒歩でいけること。
友達を家に呼べること。
親の送り迎えに頼らなくていい生活。

ひとつ隠し事が減ったような気持ち。

こういう"普通の生活"がしたかったんだ。
そう思った。

友達に実家の事を聞かれてもそこまで困る事はなかった。
地元の事を聞かれて、
人によってはすごく田舎だよといえる事もあったし、あまり聞かれたくない相手でも話をはぐらかすのはたやすかった。

今となっては、都会かぶれで痛い部分も
あったのだろうけど、世界は広がった。

田舎コンプレックスの反動で、
やりたい事には怖気付く事なく
挑戦できた。

私は田舎コンプレックスがなければ
外の世界を知る楽しさを貪欲さを
持たなかったかもしれない。

専門学校卒業後は、もっと外の世界が知りたくてニュージーランドに1年程留学した。

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