リアルぼっちがマッチングアプリを使ってみた/02.食事に行く、仮想世界と現実世界

4/4(火)、食事の誘いに受けてご飯へ行く。
仕事終わりで誰かと食事に行く気力は自分にはないので、相手方に無理はないだろうかとずっと心配になりながら接する。
ただ平均的な男性はもしかするとこういった仕事のあとの社交というのは仕事の延長線上にも存在していることが多いので、体力や精神的な問題は特にないようだった。平均的な女性もしかりかもしれないが。

予定していたお店が臨時休業になっていたので別のお店へ行く。
臨時休業になっているお店を見た時点で相手方が少し焦りを感じているように思えたので、できる限り気にしない方向に持って行けるように話を振る。
2つ目に提案されたお店は空いていた。
私の育った家は貧困家庭で、独り立ちしてもそもそも外食をほとんどしなかった。
いままで行ったことがない高級そうなお店だった。まず接客が知っているお店と違う。お客様は神様、まさにそんな感じのお店だった。
ご飯は食べたことのない料理ばかりだったが、どれもおいしく久々にお腹いっぱいご飯を食べた。

お手洗いに行っている間に会計をしてもらっていた。
割り勘で大丈夫ですと何度も言ってみたのだけど、男性のプライド(?)のようなものが許さないらしい。自分の自己紹介に生活保護を受けていることを書いていたのでそれも起因していたのかもしれない。

後日、コンビニなどで飲み物を買う時はじゃあお願いします、ということになった。金額の差が大きいので不服なものの、承諾。

またこっち方面も開拓しましょうね、と言われ、少しその土地の愉しみを得る。

マッチングアプリの趣味にカラオケを入れていたからか、ご飯のあとにカラオケに行きませんか、と言われていたので行った。
カラオケなんてコロナでずっと行けておらず数年ぶりだったのでとても緊張する。
緊張してますか?と聞かれるのでしています、と答える。するものは仕方がないのであまり気にしないことにした。
京都で一人暮らしをしていた時に定期的にストレスの発散をするのにカラオケに行っていたことを思い出した。
声の出しやすくなる選曲順みたいなのを自分の中で作ってあったのでその通りにその日も歌った。
新しい曲も開拓したいなあと思いながら、今度一人で練習しに行こうと思う。
ふたりとも懐かしい曲や流行りの曲を歌う。趣味嗜好が合うというのはいいことだなあと思いながら聴き入る。
時間の終わりにVTuberぜったい合いますよ...!!と言われ私もやってみたいと思っているんですよねえ、と返す。かなりの頻度で色々なところからVTuberをおすすめされる。
VTuberは支える/支えられるの相互関係が上手く成り立っている関係性でとても興味がある。
実際自分でゲーム配信をやっていて思ったことだった。
配信を終えるときに言われる、配信してくれてありがとう、という言葉は持ちつ持たれつの関係性を如実に表していると思う。こちらこそ、という関係性なのだ。
これから仮想空間の世界はもっと広がっていくのだろう。
ChatGPTなどAIの台頭によって仮想世界と現実世界の境目というのはこれからより薄れていくと思う。そんなことを考えながら帰路に着く。
そういった広がる仮想空間の世界、境目が曖昧な仮想世界と現実世界は精神疾患や発達障害、身体障害を抱える人にとって暮らしやすい世界になると思うのだ。
これからのそんな世界の実現を願って、02.を締めたいと思う。

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