アセクシャルの恋愛と性愛/01.感情や欲求を抱けない

私はおそらくアセクシャルだ。人を好きになることがほぼない。性的欲求も平均に比べればかなり低い。自慰行為をやったことがない。

そんな人間が恋愛に挑戦する。ゲーム仲間の人から熱烈な求愛を受けて、また断れなくて、というより断ったらこの人はどうなってしまうのだろうと思って付き合うことにした。正直なところ、様々な相手の恋愛的感情について、存在や事実は認めることができるが、それに応答したり、自分も同じような感情を抱くことができない。

ここ数年で数パターンの恋愛に挑戦してみたが、私の中のアセクシャルの認識が変わってきた。恋愛感情や性的欲求を抱かないのではなく、抱きたい/抱いてみたいけれど抱けないというのが適している気がしてきた。
ほかのアセクシャルの方がどうなのかはわからないけれど、少なからず私は恋愛をしている人に対してそのような感情を抱けることが羨ましいと思うし、性的欲求がきちんとあって、肉体関係においても関係性を深められるような関係は素晴らしいと思う。

アセクシャルの恋愛や性愛、そこから見た社会というのを見てみたくて、本を買った。


何かヒントが得られるだろうか。
好きや愛しているやかわいいという言葉を、私はどう受け止めてどう返せばいいのか、わかるようになるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?