アセクシャルの恋愛と性愛/02.別れる

ずっと求愛され、何度も付き合ってくださいに対して断れなかった人と別れた。

どうしても付き合っている事実が負担になる。
好きと感じない人との仲を深めるのに、付き合っている状態である必要性が全くわからなかった。あるとしたら、相手方の安心感に寄与する、ということぐらいだった。私にとってはただの負担であるだけで。

3年付き合った人と別れて、今年の1月から狂ったように人を求めた。求めたけれど、求めきれなかった。私の病気や障害が仇になっていたり、私の現状というか、アセクシャルであるという属性がそうさせているような気もした。

少し離れたい。恋愛から距離を置きたい。この人ならと思える人と恋愛という関係性になりたい。そうじゃないならなりたくない。
色々な感情がぐちゃぐちゃと存在している。

アセクシャルとアセクシャルの恋愛について、もう少し学ばないといけない、と感じた。
そうしないと私は何度も同じことを繰り返す。
繰り返さないために、どうしていったらいいんだろう、とにかく学んで、この人はと思わない人にはついていかない。自分の気持ちに丁寧に向き合う。

私との付き合っていた人の認識はこのようなものだった

朝と昼にアセクシャルな私がいる、アセクシャルなので恋愛はしたくないと思っている、一人でいた方が楽だと思っている

アセクシャル時の私は下の存在を否定するが、誰かと一緒にいたいという気持ちの私も存在している

寄り添いたい、恋愛について知りたいという私の存在、別れなくてもいい、付き合っていても大丈夫、誰かに添っていたい私の存在

私はこう認識している

ここ数年で数パターンの恋愛に挑戦してみたが、私の中のアセクシャルの認識が変わってきた。恋愛感情や性的欲求を抱かないのではなく、抱きたい/抱いてみたいけれど抱けないというのが適している気がしてきた。
ほかのアセクシャルの方がどうなのかはわからないけれど、少なからず私は恋愛をしている人に対してそのような感情を抱けることが羨ましいと思うし、性的欲求がきちんとあって、肉体関係においても関係性を深められるような関係は素晴らしいと思う。

と以前の私は書いているし、いまでもこの認識は変わらない。

少し以前の私に立ち返らないといけないのかもしれない。
この人は、と思う人でなければ、すべての提案を断るという確固としたあの気持ちで。

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