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歪?直?


私、結婚できると思っていたよ



そんなわけはないのだけれど、 

私、貴方と結婚できると思っていたよ



あの子は私にとっての全てだった

あの子は私の人生の主役であり、
私の人生はあの子を中心に回っていた


今でも私の人生の真ん中には貴方がいる




あの子は2021/3/31をもってアイドルを辞め、一般人になった。
貴方に恋に落ちた2015/7/20から今日2024/07/26まで私はずっと貴方のことがまっすぐ大好きだ。

しかし、私はあの子の事をアイドルとして好きになった。今あの子はアイドルを辞め一般人として過ごし3年以上経っている。
それでも尚、私は貴方の事が1番大切で大好きだ。

それは果たして真っ直ぐと言えるのか

時々自分で自分に問う事がある。

一般人になっても尚、大好きでい続けるのは迷惑ではないのか、気持ち悪くないのか、間違っているのではないか

これって、オタクとしては歪んでいるのかもしれない、、


オタクであるならば推しが芸能界でいる時のみ好きでいるべきだ
と思うのは自論だが、実際そうだと思う。
推しが芸能界から去ったという事は、則ち我々オタクの応援・好意は必要なくなったということなのだと思う。
それでも尚、表舞台にいないあの子のことを好きでい続けるのは最早迷惑なのではないか
そんな事を時々考えながら気付けば3年以上の月日が経っていた。



あの子に出会ったのは中学3年生の夏だった。
当時小学6年生でグループ最年少だったあの子は、どこかアイドルとしてはまだまだ未熟で普通の女の子だった。それでもアイドルを全うしようと一生懸命だった。一生懸命でまっすぐで不器用で、そこが私には輝いて見えて。
気付けば好きになっていた。
そんなあの子に多く会う為に、あの子とたくさん話す為に、過ごした5年8ヶ月。幸せだったよ。

貴方に多く会う為に決めた部活動。
貴方とたくさん話す為に辞めた全日制高校。
貴方の為に時間を使いたくて捨てた普通の青春。
貴方のことしか考えたくなくて別れた彼氏。
貴方に少しでも支えてもらう為に決めた就職先。

全部、後悔してないよ。

私が社会人になると同時にあの子はアイドルを辞めたから、あの子中心で決めた就職先は意味なくなっちゃったけれど、
それでも全然後悔してないよ。

なぜなら貴方中心で決めなかった選択をして、貴方中心で生活を送れなくなった時の方が苦しかったから。


あの子が表舞台から消えた時、
大好きなご飯も食べる気が起きなくて、何もしたくなくて
あの子にもう会えないんだという事実を信じたくなくて
毎日、毎日泣いていた。

私の全てだったあの子1人を失った心の穴は大きくて。
あの子と同じ事務所に新しく入ってきた子を好きになりそうになった事もあったけれど
どうしても貴方と比べてしまい、オタクにはなれなかった。
その中であの子とは交わることはないであろう界隈のアイドルと出会い、
あの子で空いた大きな穴を埋めるように、そこのアイドルのオタクを始めたが、
貴方1人で空いた穴はそこの界隈のアイドルが何人いても埋まることはない。
大きな丸い穴を小さな四角で必死に埋めようとしているだけで、埋まるはずはないのだ。

どうしても、定期的にその界隈のアイドルとあの子を比べては
貴方を超える人はいないんだ
そう気付いてしまい苦しくなる。

その子はその子、あの子はあの子なのに。


アイドルオタクには"ガチ恋"という言葉があり、オタクはよく「〇〇ガチ恋!」等と言うが
私のこの貴方への気持ちは"ガチ恋"なんかいう言葉に収めたくないくらいに好きで、
心の底から大好きで、大切で、私の全てだった。全てだ。



だから当然貴方に会えなくなって3年以上経つ今でも私は貴方の事が好きだし
芸人になったのも
「売れたらーーちゃんが私の存在を知って私のライブに来てくれるかもしれない」
「売れたらテレビの企画でーーちゃんと再会できるかもしれない」
そういう気持ちがある。


貴方に会えないのに働かないといけない現実が嫌で辞めた正社員。
貴方に会える確率を少しでも上げる為に始めたお笑い芸人。

私は後悔してないよ。


だから私は

まっすぐ貴方の事が好きだよ。

そう言い続けたい。





これからもずっと1番大好きだよ。ーーちゃん。


古野感謝祭



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