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カレールーには、どんな料理もカレーに変える力がある(2023年5月22日~26日の日記)

カレールーには、どんな料理もカレーに変える力がある

先週が毎日カップ麺だったので、流石にそろそろ手料理が食べたい気分になった。久々の自炊はやっぱカレーに限るよなと思い立ち、スーパーで人参やらじゃがいもやらをカゴの中に入れていく。自炊は大学時代そこそこにした程度だが、そのなかでもカレーは何度も作ったことがあるので、レシピを見ずとも作れる数少ない料理だ。

野菜売り場にトマトやナスが安くで置かれているのを見て「夏ももう目の前だな」と季節を感じ、買う予定は無かったのにトマトもナスもカゴに入れてしまった。勢い、こういうのは出会いと勢いが大事なんだ、そう言い聞かせて不要不急の商品をカゴに入れてしまう習性がある。こうして財布の中身は消えていく。

お肉コーナーに行くと、佐賀牛が半額で売られていた。買う予定の無かったものその②。カレーにミンチを入れても美味しいかなと思ってそれも買った(合いびき肉)(買う予定以下略③)。そんな調子でいろいろカゴに入れていたら、会計が2000円近くになっていた。財布を開くと1000円札が一枚しかなく絶望しかけたが、500円玉が2枚入っているというラッキーもあり、ギリギリこと足りた。

カレーは工程がシンプルなので良い。具材を切って炒めて、日が通ったら水を加えて煮込んで、20分くらいしたら日を止めてルーを加える。そして最後に追い打ちで煮込めば完成している。「切る」も「炒める」も「煮込む」もあって、最終的に味付けもカレールーを入れればそれになるので、料理のチュートリアルとしては本当に最適なレシピだなと思う。

実際、今回も玉ねぎを飴色にしようと思ったら飴色を通り越して若干焦げてしまった。でも大丈夫。カレールーは、どんなに工程・味付けを失敗しても、必ずその料理(になる前の赤ちゃん)をカレーに仕立て上げる力を持っているのだ(逆に、カレー力(かれーぢから)が強すぎるとも言える)。今回も無事、カレーになった。

今回は、いつものメンツ(玉ねぎ・人参・じゃかいも)に加えて、トマト、ナス、佐賀牛、合いびき肉、オレガノを加えてみた。名付けて『気まぐれ不要不急カレー』。味はそこそこ美味しかったが、佐賀牛の良質な油分が逆に嫌なこってり感を引き出してしまい、さらに合いびき肉の油分もあるのであまりたくさんは食べられない味になってしまった。まさか高級食材が仇になるとは……。
これ、合いびき肉に加えてチキンとか油分が少なめのお肉で作ると良いのかも。次はそうしてみようかな。

リャンメンテープ

会社の人たち、両面テープのことを「リャンメンテープ」と呼ぶ。
会社に入ったばかりの頃「リャンメンテープ取って」と言われて、一瞬何を指している言葉なのか理解できなかった。
なんでそこだけ中国語?みたいな。いや中国語なのかどうかも知らんけど。
もしかしたら噛んだのかな、と思って「あ、両面テープのことですかね」と聞き返したら「そう、リャンメンテープ」とわざわざ言い直された。これが”業界”ってか。制作業界の、静かな冷たい風の一部分を浴びた気がした。

急に時間ができると逆に何をしていいか分からなくなるよね

会社が早く終わったので、知らない場所を歩くことにした。特に計画性も無く歩いたので、住宅街とかばっかり歩いてた。時間の使い方が上手な人は、こういう時間を使っておしゃれなカフェを数軒回るんだろうなと思いながら何もない道を歩き続けた。行こうと思っていた店もあったけれど、実際行ったら3店舗のうち2店舗が休みだった。行こうと思っていた店、当日だけ予告なく休む確率が以上に高い気がする。
結局歩き疲れて、近くのサイゼに入ってこれを書いている。せっかくの午後休、結局サイゼかい!と明日会社で突っ込まれそうだけど、待ってください、ちょっと聞いてくださいよ、アラビアータとモッツァレラチーズと白ワインでいくらだと思います?800円ですよ……。

安~~~~~~~~!!!カフェだとコーヒー一杯価格?!デザート頼んでも1000円ちょっと?!ちょっと待ってサイゼリヤって最高~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
会社の人へ。私はサイゼリヤでそこそこ良い時間を過ごしています。

(補足)サイゼで流れてる曲、たまに「およげ!たいやきくん」のメロディーの時ありません?

プロフェッショナル達の紹介文に出身大学が書いてあると、なんか萎える

名作コピーを毎日模写?写経?するようになって一ヶ月、やっと2022年のTCC年鑑一冊まるまる書き上げた。会社で暇な時間ができるととにかく(どこの筋肉が鍛えられるかもよく理解しないまま)書き続けていたが「あの分厚い一冊全部を書き上げた」という達成感だけで、今めっっちゃ良いコピーが書けそうな気がしている。
……いけない、これはかなり危険思想だ。いざコピーを書こうとすると全く書けなくて絶望する未来が見える。謙虚の気持ちと精進の気持ちと「なにくそ」の精神を忘れずに、2021年の年鑑に手を伸ばした。

A4用紙を外で見ると、なぜかいつもより小さく見える

歩いてたら見つけたセブンの求人。

の、この部分。


めっちゃベネッセじゃない?



そうでもないか……そうか…

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