いっぽう

仏教セラピスト/法律実務家 若い頃より苦境に遭い、生きづらさを感じながらも心理学などを…

いっぽう

仏教セラピスト/法律実務家 若い頃より苦境に遭い、生きづらさを感じながらも心理学などを学び自らの苦しみに抗うが、長い間もがき続ける。 50歳を超えて、仏教の教えに出会いようやく変わっていく自分を実感する。 自己の体験と仏法を同じく生きづらさを感じる人に伝えるべく、仏弟子となる。

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承認欲が手放せないなら

私は、若いころから他人に嫌われることを恐れてきました。特に何か孤独を感じるような幼少期や学生時代を送ってきたわけではないのですが、ずっと必要以上に承認欲を持ち続けてきた人生と言えるのかもしれません。 今思い返してみると、この承認欲が人間関係を構築するのに大きな妨げとなっていたことは間違いありません。気に入られたいという感情が大きすぎると、他人との関係においてぎこちなさが生じますから、どうしてもうまくいきません。また、「この人に気に入られている」と実感できると、その人に執着し

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