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一番弾きやすいギターってどれ?

僕はギターを35年ほど弾いています。ギター教室の講師も10以上やらせて頂いております。なので今まで様々なギターを弾いて来ました。エレキギター、アコースティックギター、クラシックギターと。そこで今回は「全てのギターの中で一番弾きやすいのはどれ?」というお話をしてみたいと思います。

先ず、エレキギターとアコースティックギターとクラシックギターの中ではエレキギターが弾きやすいです。それは弦の違いです。簡単に言うと、アコギ弦はエレキ弦より硬く、クラシック弦はエレキ弦より太いからです。ではどんなエレキギターが弾きやすいのか?と考えると…。

先ずフライングVや、エクスプローラー等の変形モデルは最初に除外されます。変形モデルは弾きやすさではなく、デザインを重視して作られたものなので。

やはり、昔から変わらず存在しているスタンダードなモデルが候補になると思います。例えば、ストラトキャスターやテレキャスター、それにレスポール等です。

因みにギブソンやグレッチ、リッケンバッカー等に見られるセミアコやフルアコはちょっと硬めの弦を張らなければならないので、弾きやすさという点ではソリッドボディモデルに劣ります。

ではレスポールは?僕も一時期愛用していましたが、実はなかなか扱いの難しいギターです。コンター加工と呼ばれるボディ裏面の抉りが無いのと、ボディ後方に重量が偏っている為座ってだと意外と弾きづらいです。ボディの窪み部分もかなり小さいので、不安定になりがちです。立って弾くなら良いですが。

テレキャスターもレスポールと同じくコンター加工がありません、それにボディが比べて大きめの為、ピッキング時に平行的な腕の下ろし方が求められます。コードストローク等には良いですが、単音だとちょっと慣れが必要です。

ストラトキャスターはコンター加工されていて身体にフィットしやすいのでとても弾きやすいです。でもミドルピックアップがピッキング時に邪魔と感じる方はいるかも知れません。僕は基本的には、ストラトキャスターが最も弾きやすいギターだと考えていますが、50年代から基本設計は変わっていないので、やはり古さは否めません。なのでより現代的なアイバニーズのスティーヴ・ヴァイモデルのようなロックナットとフロイドローズブリッジのついたモデルが一番ではないでしょうか?弦高も出来るだけ下げて、なるべく細い弦を張って。

実は僕もレコーディング用に1本欲しいんですよね。スティーブ・ヴァイモデル的なやつ。

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