ブラジル音楽の至宝カエターノ・ヴェローゾ

私は何を隠そう日本のカエターノ・ヴェローゾになりたいという壮大な夢があります。私にとってとても憧れの人なのです。私が妻と組んでいるユニット"konnoduo"にはボサノバやブラジル音楽というのは欠かせない要素なのですが、そのなかでも一番影響を受けたのがこの人、カエターノ・ヴェローゾです。ボサノバというと一般的には、イパネマの娘で有名なアントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルト等が有名です。もちろん彼らからも多くの影響を受けていますが、アントニオ・カルロス・ジョビンの場合はもう全てを超越した神の様な人物で、ボサノバというより音楽の神様。モーツァルトと変わらないという印象です。一方ジョアン・ジルベルトは音楽家というより歌手のイメージが強く作曲よりパフォーマーという印象です。

カエターノ・ヴェローゾは世界中のあらゆる音楽を取り入れ、またその一方では伝統的なブラジル音楽を大事にし唯一無二の世界観を創り上げている。そしてあのダンディなルックスにセクシーな歌声!かぁー堪らんですな。そんなこんなで今回はスペインが誇る巨匠ペドロ・アルモドバルの映画トークトゥハーのワンシーンでカエターノが歌う"ククルククパロマ"をご紹介したいと思います。因みにチェロは坂本教授とのトリオでもお馴染みのジャキス・モレレンバウムさんです。

私の創作活動の対価としてサポート頂けましたら、今後の活動資金とさせていただきます。皆様よろしくお願い申し上げます。