変形ギターの弾き心地
僕、34年くらいギター弾いています。気が付けばずいぶん長い間弾いていますね。その割にあまり上手くないですけど。
とにかくこの間に様々な変形ギターも弾いてきました。今回は変形ギターの弾き心地についてお話ししたいと思います。
まず定番中の定番
フライングV
マイケル・シェンカーさんで有名なやつです。コレ意外と弾き辛くないんです。
立って弾くならほぼ問題無い…というかハイポジションなら普通のギターよりむしろ弾きやすいくらいです。
問題は座って弾く時…と思いがちですが、これまた意外と平気です。Vの谷に右腿を入れ、左腿の上にボディを載せて弾けば全然OKです。まぁ敢えて言うならローポジションが若干遠く感じるかな?ってくらいです。
ジャクソンV
ランディ・ローズさんやアンスラックスのリードギターの人が使用していました。正直これは若干弾きにくいです。立って弾くのならあまり問題無いのですけど、座ってだと通常のフライングVより谷が浅い為、右腿にはまりにくいので、ボディ全体を両腿で挟む感じになります。下部の角を両腿の間に入れる感じですね。座って弾くギターではないだろうというご指摘もあるかも知れませんが、どんなギターでも家で練習する時は大概座ってますよね?だから座っての弾きやすさって結構重要なんです。
ワーロック
最近見かけませんね。モトリー・クルー初期のニッキー・シックスさんや、リタ・フォードさん、Xのタイジさんらが使用していましたね。どっちかというとベーシストのイメージが強いかもですが、ワーロックは変形ギターとしては全然問題なくストラトみたいに使えます。まぁ確かに若干の慣れは必要ですけど、僕は中3の時に白いワーロックを黒いビニールテープでストライプ模様にカスタムして、ポイズンのカバーバンドをやってましたが、立っても座っても弾きにくいという印象は無かったです。
エクスプローラー、キラーギター、ファイヤーバード系はどれもあんまり問題無いです。ただ高崎晃さんのキラーはボディが細長いので、座って弾くと、少しボディが泳いじゃって弾きにくいかもしれません。慣れればどうって事無いですけど。同じ理由でスタインバーガーの長方形のギターも前後はともかく、上下幅が狭いので、ちょっと弾きにくいかもです。右手が空いちゃう感じで。
ティアドロップ形
所謂琵琶ギターです。ストーンズのブライアン・ジョーンズさんや、キャロル時代の矢沢永吉さんが使用していました。僕も一時期VOXの古いティアドロップギター持ってたんです。あのルックスに憧れて。
でもコレが今年の"弾きにくいオブザイヤー"に決定ですってくらい本当に弾きにくい形です。
なんせ丸いですからね。まさに琵琶みたいな水滴みたいな形です。どこにも引っかかる所が無い!コレはストラップ付けて立って演奏する意外に不可能です。座るならあぐらかいて琵琶の様にほぼ垂直に立てて弾くしか無いです。もちろんそんなファームで満足に弾ける訳ないですけど。でもまたいつか欲しいです。なんせ格好良いから。
他にもモッキンバードとか、長方形のグレッチとか色々ありますが、変形ギター面白いですよね。エレキギターやエレキベースならではの楽しみだと思います。
僕、こんな曲を作っている人です。
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