早慶戦から感じた二面性

物事には二面性があると感じる出来事があった。

去年の秋の早慶戦のことである。勝った方が優勝という大事な1戦だった。
早稲田の最後の攻撃回の時点で、1点リードをつけられていた。当時の主将の学生注目が忘れられない。

「俺たちは引退の年がコロナ禍で可哀想な代なんかじゃない。優勝する代だ。」

と。状況は9回2アウトになり、ますます盛り上がる慶應。絶体絶命の早稲田。そんな中で放たれた打球は空中に大きな弧を描き、逆転ホームラン。
その瞬間の早稲田の応援席の感激に溢れた響めき。慶應側のポカンとした顔。涙を流す両校の選手。

しかし、4年生の引退は両校同じである。私目線では感動のドラマだが、慶應は悲劇のドラマだろう。

そんなわけで、二面性を強く感じた。

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