浮気した元彼としばらく別れなかった話①
5年付き合って結婚まで意識していた元彼が、浮気していたという衝撃事実にブチ当たったのが去年の秋頃。
アポなしで元彼が借りていたアパートに行ったんですよ。
玄関に飾ってあったはずの私のお気に入りの小物たち。
洗面台に置いてあったはずの私の歯ブラシと化粧品たち。
食器棚にしまっておいた私のマグカップ。
どれもがきれいにいなくなっていて…
心臓ってあんなにドクドクするものなのかと思いました。
変な汗まで出てきて、カー!と体が熱くなったんですよね。
恐る恐る寝室を見ると布団が敷きっぱなしだったので、その周りをウロウロして、ふとゴミ箱が気になったのでひっくり返して見てみたんです。
そしたら、まぁ浮気の決定的な証拠がわんさか出てきて…(笑)
本当に漫画みたいだったなと今なら笑って流せますが。
頭が真っ白になるって表現が本当にぴったりで。
それから「まずは落ち着こう」とふぅと息を吐いて、ものすごい勢いで元彼に電話したんですよ(笑)
全然落ち着いてないって言う…(笑)
電話に出なかったので、ゴミ箱からかき集めた証拠を写真に撮ってLINEで送ったんですよね。
しばらくトーク画面を開いていたら既読マークがついたので、「今どんな気持ちでいるのかな」と想像しながら、返事が返ってくるのを待っていました。
電話がかかってきたので一旦無視。
するとメッセージが送られてきて…
「そのようなサービスの人を家に呼びました」
そのようなサービス…
ん?風俗?絶対ないだろ!!!
バレバレの嘘をついて逃れようとした元彼に怒りが爆発して、本当のことを言え!と問いただすと、高校の同級生とそのような関係になったのだと。
浮気されてショックな上に、変な嘘までつかれた二重のショックで、涙がボロッボロ出ましたね。
ジブリに出てくるキャラクターのような大粒涙。
メッセージのやり取りを何回かしたのですが、その時点で23時くらいになっていました。
私も本当〜に少しだけ気持ちが落ち着いたので、電話をかけてみることにしました。
電話を切られたのですが。
「しばらく1人になりたい」
こんなメッセージが届きました。
うーん…何を言ってるんだ?コイツ。
こんなこと言えるような立場ではないですよね(笑)
この時点でさよなら〜しろよ!って今の私ならツッコめる!
それでも浮気していたという事実は本当は嘘なんじゃないかなとどこかで思っていたんですよ。
まさかあんなに優しかった人が浮気なんてするはずないと認めたくなかったんですよね。
1人になりたい元彼の意思を尊重したおバカな私は、その日はシクシクと泣きながら寝ました。
次の日にちゃんと話を聞いて、「なーんだ浮気じゃないじゃん!」と言っている自分を想像して。
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