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HSP/繊細さん HSPであることを辛く感じたワタシの気付きとHSPとの付き合い方


HSP気質であることが辛い
HSP気質のせいでできないことが多くて、自分がイヤになる
HSP気質とどう付き合っていけばいいか知りたい


これはワタシが少し前に悩んだことです。
同じ悩みを持つ方、いらっしゃいますか?


最近転機があり、生活を変えていくうえで自分とじっくり向き合う期間がありました。
その時間を経て、ワタシがたどり着いた今現在の答えをお伝えします。


1. HSP気質が辛さを感じさせる理由


疲れやすい、他人の感情に左右されやすい、細かなところに気付いてしまい作業に時間がかかる、など。
他人からみると「気にしすぎ、考えすぎ、真面目すぎ」と言われてしまうようなところにまで気が付いて、自分は細かすぎるのかなと落ち込んだことはありませんか?


HSPは脳がさまざまな情報を、大量にキャッチしています。
それは環境だったり、他人からだったり、自分の体調だったりと、自分が感じられるもの全てから情報をキャッチしています。


そしてキャッチした情報をあらゆる方向から考察して、あらゆる結果を想定します。
例えば「この言い回しの説明文だと、相手に誤解されやすいだろうな」とか、「私があの作業をフォローすれば、現場が円滑に回るだろうな」とかです。
これらを瞬時に行っています。


共感力が高いところもポイントです。
自分と他人の境界線があいまいなので、他人の感情が自分の感情のように感じられたり、音楽や美術作品に心が強く動かされます。


また、まぶしい照明が苦手、においに敏感、大きい音が苦手、肌に触れるものの感触のこだわりが強いなども、五感が繊細だからです。


HSP気質の人は
「感覚が繊細で敏感+情報の処理量が多い+影響を受けやすい=疲れやすい、自分以外のモノ/人に主導権を渡しやすい」
のです。


自分の気付くことや感じていることに自信がなくなったり、他人に比べてすぐに疲れてしまうことや体調が優れない日が続いたりすることで自分を責めてしまう。
ワタシはそういったことでHSPであることを辛く感じていました。


あなたはどんなことを辛く感じますか?


2.正解は星の数ほどある。だから他人から認められること=正解ではないよ。あなたの基準をつくろう。



これは最近の気付きです。


色んな人の会話やワタシに向けて話してくることを聞いていると、みんな自分の言いたいことしか言ってない。
中にはこちらのことを思って話してくれているんだろうなと感じることもあります。
しかし、大体は(あえてキツイ言い方をすると)自分の都合の良いように解釈して話してきていることばかり。
もっといろんな可能性を考えられるのになーと思ったりもします。


でもワタシも含めて、それぞれの経験や信念を通して感情が出てきたり判断しているので、仕方のないことなのかなと思うようになりました。
それぞれの正解の中でみんな生きているんだなと。


ワタシは自分に自信がなくなって他人から認められることを指標にして生きてきました。
しかし正解が人の数だけある以上、自分の中にも正解までとはいかなくても、良いと思える基準を設定することは大切だと気付きました。

基準があるとないとでは、以前よりも気持ちの面で根が張れている感覚があります。
全く自信のなかった状態から「これもいいよね」と思えるようになりました。


私が設定した基準は『自分が心地よく感じているかどうか』です。
こういうと自分勝手な印象ですが、社会のルールを破ることは心地よくないのでやりません。
誰かのためになるのなら行動は起こしたいけど、ストレスを感じる内容ならやらない(またはサポート役にまわる)。
勇気は必要だけど、やってみたいことであれば小さな一歩を踏み出す(このnoteがそうです)。
という具合です。


ぜひあなたの基準を設定してみてくださいね。


3.HSP気質は自分の個性。個性を理解して、個性に合わせた選択を


感度も情報のキャッチと処理も抜群のHSP。
気質上、ストレスを感じるモノや環境、過ごし方がハッキリしています。


それらに気付けず、周りの人と同じように頑張らないと!と無理をすると体調不良や気持ちが不安定になったりします。
結果、ワタシの場合は人と会うのがイヤになり、思うように動けない自分に嫌気がさしてしまいました。


しかし「すぐに環境や働き方を変えなきゃいけない!」と動かなくて大丈夫。


まずはゆっくり時間をかけて、過去の経験から自分の気質がどんなものか棚卸ししてみましょう。


私が棚卸ししたのはコチラ。

・イライラしてしまうのはどんなとき?
→時間に余裕がないとき。集中したいときに邪魔が入ったとき。
 やらなきゃいけないことがたくさんあるとき。

・緊張したり、不安になってしまうことは?
→イメージがつかめていない状態で物事を進めていくこと
 他人に見られながら作業すること
 自分がいいと思っていないものを、人にすすめること
 機嫌の悪い人と一緒にせまい空間にいること

・どんな人が苦手?
→感情的な人(日によって態度が急変する など)
 決めつけで判断して、お説教してくる人
 自分の意見が通ればいいと思っている人

・苦手な環境は?
→大きい音がなっているところ
 人工的な香り(香水、芳香剤)
 人ごみ

・生活する中で大事にしたいことは?
→家族に優しくできる。イライラしていない。心に余裕がある。

・心に余裕ができる過ごし方は?
→家や図書館で1人で過ごす時間がある。自分がやりたいことに挑戦する。
 興味のあるものを学ぶ。

 
…といった感じです。

思いつくものをとにかく全部書き出していきます。

順番的には、先に苦手なことや人を書き出します。
そこから自然と自分の心地いい環境や状態が見えてきます。


これらは紛れもなく自分の感じていることで、自分自身です。
周りにいる人たちと少し違うかもしれませんし、理想の自分とは違うかもしれません。
でも大げさに言ってしまえばこれらをなくしてしまったら自分じゃなくなるような気もします。


だからあなたにも自分の感じ方をなかったことにせず、個性として大切にしてもらいたいなと思います。


すぐに生き方を変えたり、働き方を変えることに抵抗がある方もいると思います。
ワタシも状況が急変するのはストレスなので、すぐには行動を起こしませんでした。
まずは棚卸しする作業をしてみて、自分を少し知ってから身近なところから工夫してみませんか?


あなたが心地よく感じる時間が増えると、ワタシも嬉しいです。



以上が、HSPであることを辛く感じていたワタシが今現在たどり着いた答えです。

少しでもあなたのお役に立てる情報がお伝えできていれば嬉しいです。
これからも学んだこと、気付きなどを発信していきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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