「相」手の「心」を「想」う
こんばんは「わん」です。
今日はたまたま読んでた本で「想う」という言葉について説明していて、「なるほど!」って思って言葉の成り立ちは面白いなーと思ったので、お伝えさせていただこうと思います。
「思う」と「想う」の違いって知ってました?
「思う」と「想う」は違う
「思う」と「想う」は違うのかなーと思っていましたが、あまり理解はしておらず普段は「思う」の方しか使ってませんでした。
・僕はこう思う
・あっていると思うよ
など、自分の考えを伝えるときに使うことが多かったです。
ただ、改めて「想う」って自分で使うか?って言われるとそうでもなく、小説や歌の歌詞で見かける程度ではっきりとした意味の違いはわかってませんでした。
なんとなく、恋人とかのことは「想う」って使うのか?ってイメージ。
たぶん皆さんもそんな感じの認識ではなかったでしょうか?
え?僕だけですか?
「思う」の意味は「脳で感じる心」
「思う」のしっかりした意味を調べてみました。
「思う」とは「脳で感じる心」を意味しています。「思」という漢字は「田」と「心」から成り立っており、「田」が「子供の脳」を表すことから「脳で感じる心」という意味があります。
なるほど!
田って子供の脳のことなんですね。(象形文字らしいです。)
(参照:語源辞典)
「思う」ってのは脳を軸にしているので、「自分軸」であることは間違ってなかったようですね。
「想う」の意味は転じて「相手をおもう心」
続いて「想う」を見ていきましょう。
(参照:語源辞典)
元々は「木を見る心→遠くのもの→対象を見る心」って意味らしいです。
なので、「相手」ってのは自分ではない他の対象のことなんですね。
使われ方としても恋人や故郷などに使われるのも納得です。
「想う」とは「相手をおもう心」を意味しています。「想」という漢字をみてみると、「相」と「心」という漢字で成り立っていることが分かります。「あなたを想う」や「故郷を想う」など「相手をおもう心」を表したい状況で使用しましょう。
これ聞いたときに「おお!」って感動しました笑
特に文学的な教養があるわけではないですが、こういった美しいものは好き。
相手のことを考えるのでなくて「想う」って素敵じゃないですか?
(ちなみに「考」えるは座った老人らしいですよ)
自分の中で勝手に色々考えるんじゃなくて、
相手がなにやっているのかなーとか、何考えてんだろうとか考える関係っていいなって思います。
「なんでやってくんないの?」とか、「もっとわかってほしい!」って思うんじゃなくて、相手のことを想う。
自然とそうなれたらきっと素敵な相手なんだと思います。
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