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相手と関係が悪くならない話し合いの方法

こんばんは「わん」です。

今日は「武器としての交渉思考」という本に載っていた内容から婚活にも使えそうな「交渉」というテーマを紹介していきます。

交渉というと仕事で使うような重苦しいイメージがありますが、著者瀧本さんによれば、

2人以上の人間が集まったら、必ず交渉の必要が出てくる。

と書いています。

婚活や結婚生活においても交渉をする機会は多いので、コツを知っておくとよりストレスのない関係が築けるようになります

よくある交渉の間違い

交渉=話し合いをすると、対立した関係になりやすいですよね。

婚活をしていても

・デート場所
・デートの時間
・LINEの頻度

など揉めることは多いです。

また結婚をしてからも

・住む場所
・家事分担
・お金のやりくり
・買い出し

など話し合うことが多くあります。

このあたりで揉めて、婚約破棄というパターンも少なくありません。

なぜ、対立した関係になるのか?

答えは、どちらかが不利益を生じているということです。

例えば、

結婚したら仕事場に近い都内に住みたいAさんと、静かな場所に住みたいから埼玉がいいと言っているBさん。

AさんがBさんと話し合いをして、「稼ぐのは俺だから」とBさんをいい負かして新宿に住みたいとかいい出したら破局は必至ですよね。

この話し合いは終わっていますが、結果は失敗です。

では、成功する話し合いとは何かというと

お互いが最大の利益を得られる方法を探すもの

です。

■間違い
交渉は1人が利益を1人が不利益を負うもの。
■正しい
お互いが最大の利益を得られる方法を探すもの

自分の利益だけを見ない

成功する話し合いをするためには「自分の利益だけを見ずに相手の利益も理解すること」が必要です。

当たり前ですが、自分がお菓子食べたいから買ってきてとか言っていたら喧嘩になります。

この例だとそんなことするわけないと思いますが、実際のお付き合いや結婚生活でも、自分の利益だけ考えて相手のことを考えないことはやってしまいます。

例えば、

・デート場所はここがいい
・プレゼントはこれをあげたい
・LINEを早く返してほしい
・ありのままの自分を好いてほしい
・家事はやっておいてほしい

など。

自分のしたい、やりたいことが相手も喜ぶだろうと思い込んで話を進めてしまうことがあります。

そうならないためには、相手のことをまっさらな状態で見ることが必要です。

相手の本当の利益を見つける

1つ「武器としての交渉思考」の例題を引用します。

2人の姉妹が1つのオレンジを巡って喧嘩をしています。
2人の娘がともに「1つ必要だ」と言って譲りません。
しかし、数分後話し合いの結果お互いが満足して分け合うことができました。何があったのでしょうか?

この問題を少し考えてみてください。

自分だったらなんと言って妹に話をするのか。

もう1つよりリアルにするのであれば、先にあげた例も考えてみてください。

Aさんは仕事場に近いから都内がいい。Bさんは静かな場所がいいから埼玉県がいい。お互いが意見を譲りませんがどうしたらいいか。(オリジナル)


深く考えすぎなくてもいいですが、なんとなくは考えてください。


そろそろ答えをいいますね。


上の問題の答えは「オレンジの皮と中身をわけあった」です。

なんで?と思うかもしれませんが、

姉は中身を食べたかったのですが、妹は皮を使ってマーマレードを使いたかったのです。

実は目的=利益が違っていたので、お互いの利益を損なわずに解決できたということです。

こちらの例では、お互いが「1つ必要だ」としか言っていなかったので、話がまとまらなかったのですが、目的を知ることで解決の道が見えました。

つまり、目的がわかれば解決することがあります。


しかし、目的を理解しただけだと足りないこともあります。

下の例ではお互いの目的が判明しています。

Aさんは仕事場に近いほうがいいから都内。
Bさんは静かがいいから埼玉。

この場合はどうしたらいいのか?

答えは、

なんで?

を知ることです。

Aさんはなんで仕事場が近いほうがいいのか?というと通勤電車に長く乗るのが嫌いだから。

Bさんは、静かがいいのか?というと子どもが出来たときに治安が悪いのが不安だから。

こうやってみるとまた解決策が見えてきます。

例えば、Aさんの場合だと
・確実に座れる埼玉の駅付近はどうか?
・こまない路線はどうか?
・バス通勤はどうか?

と提案できます。

またBさんに対しては

・都内でも静かな場所はどうか
・都内の子育てが盛んな地域はどうか
・都内の治安の良い地域はどうか

など提案できますよね。

このように提案を広げていけば、文京区にしようだとか、中野区にしようとかお互いが80点くらい満足ができる話合いができます。

■話し合いのポイント
・目的の確認
・なんで?を理解する

夫婦関係のすれ違いや、ストレスを溜める原因というのはだいたいが理解のズレです。

話し合いをするための、この2ステップだけを覚えておけば価値観があわないということはあれど、すれ違うことはありません。

長い関係を作る際には、話し合いの機会が非常に多いので是非覚えておいてください。


本も本当にわかりやすくて面白いのでおすすめです。

ではまた!


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