街コンを途中で退席して帰った話

去年の11月ぐらいにとある街コンに参加しましたが、内容が酷すぎて途中で帰ってしまいました。
その話をしたいと思います。

年齢層は30代の街コンでした。
僕はその時33歳だったのでちょうど同じぐらいの人と出会えるかなと思って参加した感じです。
また、街コンジャパンという応募するプラットフォーム上では女性参加調整中で男性急募!と記載があったので

しめしめ、これはよりどりみどりだぞ

という下心も持って参加したのも事実として記載せねばなりません。

会費は7800円と女性に比べてかなり高い価格でそこには軽くイラっとしましたが、会場は有楽町と銀座の間ぐらいで普段あまり行かないオシャンティーなエリアということもあり、僕のテンションはかなり上がっていました。

シャワーを浴びて、普段着ない綺麗目な服を着て(と言ってもユニクロですが)、緊張しながらもウキウキした気分で会場に向かいました。

そして会場に着いてお店の扉を開けると綺麗な受付のお姉さんがスタンバっており、やっぱり女の人と触れ合えるというのはいいなあと久々に再認識した瞬間でした。

しかし、会場の中に足を踏み入れると何かイヤな予感がしました。

僕がお店に着いたのは開始時間の5分前とそんなに早い時間でもない、割とギリギリの時間でした。

しかし、見渡す限り男ばっかりなのです。

女性が全くといっていいぐらいいないのです。

そしてわずかばかりいる女の人はどう見ても30代には見えない人ばかりです。

40代、下手したら50代に見える人もいました。

え、何なんだ、これは•••


僕は思わず絶句してしまいました。

見るからに年代の違うおばさんしかいませんでした。
まあ僕も世間的にはおじさんの部類に入るかもしれませんが、そうは言ってもちょっとどう見ても同世代には見えない人達ばっかりでした。

そして案内されたテーブルの上を見るとプロフィールシートがあります。
そこには名前とか仕事とか出身地とか趣味とか見慣れた項目が並んでいますが、1つだけあるべき項目が見当たりません。

そう、年齢です。

運営側の策略なのか何なのか分かりませんが、年齢欄がありません。
隠されているのです。

クレーム対策のためでしょうか。

一瞬会場を間違えたのかと思いました。

それぐらい来ている人の層が想定していたのと違うのです。
だって30代って言ってたじゃん!!
僕は会場の中でそう叫びたくなりました。

そして待てど暮らせど全く女性が来ません。

いや、女は準備に無駄に時間がかかるからちょっとぐらい遅れてくるのはしょうがないんだ!
これから続々と美人のお姉さんたちが入ってくるに違いないんだ!
と自分に言い聞かせていました。

そして時間になり、今日の流れの説明があり、いよいよ乾杯してイベントスタートとなりました。

この会は1対1の街コン形式だったので男女がペアになっています。
しかしそれは女性が来ていればの話です。

僕の前には当然のように女性が来ておらず、空席の状態でした。
したがって乾杯しようにも乾杯する相手がおらず、会場の流れに合わせて少しグラスを掲げただけで後は虚空を睨むだけのおじさんになっていました。

そして周りを見渡してみましたが、僕と同じ状態のおじさんになっている男性が他にも多く見られ、これは俺ら騙されたんじゃね?というような、会場は何とも言えないピリピリムードが漂っていました。

そして次のターンも僕の前には人がおらず、その次にようやく女性がいる席に移動しました。

しかし、

ようやく僕のターンだ!!


とはなりませんでした。

なぜなら前の席の時点で、その女性の姿は嫌でも目に入っており、どうみても40代の太ったおばさんだったからです。

その席での会話が始まって、最初の挨拶は何とか絞り出しましたが、そこからもう言葉が出てきませんでした。

こんな会に自分の休日を潰し、安くない会費を払って今ここにいることに情けなくなってきたのです。

なんで僕は今ここにいるんだろうか?
せっかくの土曜にもっと行くべきところ、やるべきことがあるんじゃないのか?
という思い、やるせなさが沸々と湧き上がっていました。

そして次の席に目を向けるとまたもや女性はおらず、待機です。

またかよ、ふざけんなよと思いましたが、その次の席には女性が座っていました。

そしてその女性はそこそこ若く、おそらく今日の回では唯一同世代のかわいらしい女性のように見えました。

よってそこまでは我慢しよう、そしてそこを突破したら今日は帰ることにしようと心に決めました。

そして次の女性とのターンが始まりましたが、面と向かい合って見るとそんなに可愛くなく、また実家暮らしということが分かり僕の興味も急速に落ちていきました。

そのターンも終わり、次の座席もまた待機でしたが、ここで自分の気持ちを落ち着けることができました。

残りの人はもう太ったおばさんしかいない事、どうやらこれから女性は来そうにもないことを確認してからまずは気持ちを落ち着けるためにトイレに行きました。

そして自分の気持ちが変わらないことを確認してから黙って席を立ち、一番近くにいたスタッフの人に帰ることを伝えてからエレベーターに向かいました。

エレベーターを待っている間に別のスタッフが来て「途中退室は迷惑になるので認めていません。」と言われましたが、

アホか、そもそも実際の内容と全然違うことを記載してるお前らが迷惑じゃ

という言葉が出かかりましたが、それは言えず、「いや、違う人にいいって言われたんで・・・」とボソボソと言うに留まり、エレベーターに乗り込み会場を後にしました。

帰り道ではやはりこの歳で街コンに行ってる自分も自分だし、ある程度はしょうがないのかなと思いました。

もう少し違うフィールド、例えば婚活系のイベントとかにチャレンジしてみてもいいのかなとも思い、僕の休日の一幕は幕を閉じました。

                              以上

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