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婚活疲れ

婚活をしていると、「婚活疲れ」なるものが発生することがある。

思うように進まない状況にモチベーションが下がってしまったり、婚活を続けるのがしんどくなってしまったりする。

30代後半の婚活の時、私もこの状態になったことがある。

その時、結婚相談所の担当さんをはじめ周りの人は「しんどいかもしれないけど、今休んだらあとでもっと難しくなるから、無理しすぎはよくないけどなんとか頑張ろう!」と励ます人がほとんどだった。

確かに婚活は、年齢が上がると難易度もそれに伴い上がる。

婚活がしんどくて休んだとして、次に再開できるのはいつかわからない。

結果的に私は30代後半でお付き合いする人ができ、婚活を休止した。その人と別れてから婚活再開したのは、40代前半になってからだ。

確かに、30代後半の時と40代前半では状況は大きく変わっていた。

このことから、当時周りの人からの励ましは妥当だったといえよう。

しかし、当時の私はしんどかったのである。

ある時、仲の良い友人が心身共にボロボロになっている私を見て「あんた、もう婚活するのやめなよ」と言ったことがある。

当時周りの人から「頑張れ」と励まされ続けていた私は、「やめていいよ」と誰かに言われたことが新鮮だった。

やめるもやめないも、他人の許可がないとできなかった当時の自分が情けないが・・・友人の「婚活やめなよ」はしんどい状況だった私にとって天の声のようだった。

その後、「頑張れ」と励ましてくれていた周りの人に婚活をやめようと思うということを話した。

すると、その中の一人がこう言った。

「今、婚活をやめたとして・・・もしあなたが今後ずっと結婚できなかったら、その友達は責任をとってくれるの?とれないよね?だとしたら、それは無責任な発言じゃない?」

私は、わけがわからなくなった。

どちらも私のことを考えて発言してくれていることはわかる。

ただその内容が、「しんどくても、後のことを考えたら頑張って続けるべき」と「しんどくてそんなにボロボロになるなら、やめればいい」という
異なる意見なだけだ。

当の私ときたら、どちらの言っていることもわかる・・・と選べずにいた。

ただ単に、自分がどうしたいか?だけで決めればよかったのだが、当時の私は周りの意見に流されやすく、「自分」というものがなかったように思う。

しかし、この件で私は気がついたことがある。

私がしている婚活は・・・なぜ、しんどいのだろう?

なぜ、頑張る必要があるのだろう?

しんどくて休むことで、後に結婚できなかったとしたら・・・どんな未来になるんだろう?

ふと、こんなことが頭をよぎった。

続けるにしてもやめるにしても、この疑問を見過ごしてはいけないような気がした。

そこで私は、真剣にこれらについて考えてみることにしたのである。

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