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最後の日、何たべる?

昨日、フジテレビでやっていた番組。
ベタだし、小学生でも普段の会話の中でやるくらいみんなが経験してきた会話。
今までもトーク番組で死ぬほどこすってきたトークテーマ。
なのに、昨日見た時、


すごく面白かった!


時代がマッチしてるんだろうなぁ。
スポンサーさんが喜ぶ画が見える。
この企画って一昔前だと箸にも棒にもかからない企画だった気がする。
こんなみんながやってるようなもん出してくんじゃねーよって。

だけど、昨今の時代変化、テレビが置かれている状況、そういう風向きが死と生を表裏一体させる企画が見直されてるんだろうなぁって。


今回は芸能人の最後の日、何たべる?でした。
これ、一般の方、まだ無名の芸能人、誰でもできるのがいいコンテンツだなぁと。

死ぬ直前でも腹は減るわけです。
ダイエットなんてできるのは裕福な国、人に限ったコンテンツなわけです。
そんなダイエットしてる人でも腹は減るわけです。
動物が持ってる抗えない本能。


さらに最後の日っていうのがいいですよね。
僕はこの芸能界に入ってから死というものと隣り合わせで生を感じていた。
何故なら無名は死んでるのと一緒だから。
今でも無名だと思ってるから、生きてる心地はしない。
だからいつ死んでもいいと思いながら生きている。


でもね、腹は減るんですよ。


死に際は僕的に芸術的な美しさを感じるんですよね。
最後の日に食べる食べ物、そこに行き着いたストーリー、経験、五感、が最後の日にビッグバン的な散り際的な美しさを感じたんですよね。


実際、番組の中で宮川大輔さんが涙を流してたんですが、最後の日という絶妙な機微を表した散り際の涙に見えました。
花火を見ているような美しさと儚さ。


生きている限り人はコンテンツなのです。
だから生きているだけでクリエイティブだし、食べてるだけでクリエイティブだし、寝てるだけでクリエイティブだし、呼吸もクリエイティブなものなのです。


究極のクリエイティブな作品を見た。


そんな気持ちになれた番組でした。

自分のYouTubeでも、「最後の日、どこで寝る?」、「最後の日、どこに行く?」、「最後の日、なんのアニメ見る?」、「最後の日、なんの漫画読む?」などなんでもできるからやりたい。

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