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それってなんのため?

僕たち夫婦が結婚した式場の一部の写真です。今は惜しくも閉店してしまい、観ることができません。数年前に撮った写真です。
この式場は庭(自然の模型)と山が一体化しており、その中に式場やレストランがあります。
そこで過ごす時間は格別のものでした。

建物と同じように庭も、空間としての価値を上げる大事なファクターであることを認識させられます。
まいどおおきに。上賀茂の庭キチです。

竹藪の写真ですが、手前に石があります。その奥には石垣(式場への階段)があります。手前の石はなんのために置かれたのか、そして、なぜ竹藪を配置し奥に石垣を配置したのか。
別になぞなぞじゃありません。

庭キチは庭を見るときも造るときも想像するときも常に[なんのために?(ファンクション)]を徹底的にあぶり出してからデザインを考えます。

写真のはなしですが、手前の石は歩く人の目線を注目させる(フォーカスポイントの)役目と竹藪の奥に何か存在を感じさせる効果と奥行き感を増し石垣が見えることで山の傾斜を感じさせることにより、自然の中に身をおきながらも目的地に向かっているストーリーを生み出しているのだと、ぼくは解釈しました。

(石を据えた人はなんとなく据えただけなのかもしれません)

では、庭キチの造る庭において重きをなす庭石はなんのために存在して、なんのために使用するのか、またその使用後の期待できる効果は?

ぼくが思うに、庭の中で川の石は水の存在を感じさせ水の動きを豊かに表現するためであり、山の石は山の傾斜や地面の動きを豊かに表現するために存在をしています。

では次に、なんのために使用するのか?
ぼくが思うに、山水(自然)を表現するにあたりシルエットを豊かに表現するためにしようします。茶庭の場合はこのファンクションがより明確になっていますのでここでは割愛します。

最後に効果は?
ぼくが思うに、適材適所に庭石を配置することにより見る人のフォーカスポイント(目線)を観てほしい場所に的確に移動させて、庭全体を楽しんでもらえる。また庭石自体の魅力を最大限に発揮することにより観る人の遊び心をくすぐる効果が期待できる。

と、簡単にぼくの意見を記しました。

では、最後に、庭はなんのために存在し、なんのために造り、その効果は?

それはお客様と決めていきます。

ただ、世の中にとっての庭のファンクションは、庭キチは庭の世界に入るだいぶ前から考えていますが、未だに未知数な部分があります。またそれについても書いていけたらと思います。

最後までありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

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34歳、兵庫県尼崎市出身。相愛大学卒業後住宅メーカーに就職するも退社。(庭がある住まいは暮らしを豊かにしていく)ことに気づき造園会社で修行後、「子庭庵」開業。体感する石組み「いわしみず」をよく施工する。造り込み過ぎず、感性と生活の変化に合わせて造り変えられるデザインをしています。