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おさんぽと0円デー

今日は休日。
家のグリーンたちは、密かに春の準備をしている。

ポトスは、新しい芽を先っちょから出していた。
寒波や病気でボロボロになっていたのに、見事な復活。
実に逞しいと、朝から尊敬の念を抱く。

ユーカリの紅葉が、段々と緑色に変化していることに気づく。
光を透かす葉の色が、いつも綺麗だ。

さて、せっかく晴れたので、外に出る。
長い事日光浴が出来ていなかったので、小一時間散歩でもしようと思った。

ついでに、0円デーなるものにも挑戦。
文字通り、0円で過ごすことだ。
低収入の自分は、いかに浪費を避けるかを常に考えている。
無駄なことにお金を使わない心構えを育てたいし、少しでも良いからお金への不安も減らしたい。

持って行くもの。
水筒、イヤホン、スマホ。
財布やカバンは持って行かない。
強制的に、何も買えない様にする。
一見キツそうだが、身軽でアリ。

目的地をボンヤリと決め、方角だけを頼りにジグザグ歩く。
いつも通り、心の放し飼い。
外にいる街路樹や植木たちも、気持ちよさそうにしている。

歩いて25分ほどで公園へ。
川の上に作られているので、水の音と、木のそよ風両方を味わえる。
公園にベンチがあると、座るだけでは飽き足らず、大概寝そべっている。
若者らしくなく、汚れも付くかも知れないが、これに自分は幸せの境地を感じるのだ。

寝そべった時の眺め。もう素晴らしい。

寝っ転がり見上げると、空と緑だけが見える。
先祖は、こんな風景を毎日見ていたんだろうなぁと思いを馳せる。


降り注ぐ日光を浴びながら、しばし眠りにつく。


30分くらい寝て、のっそり起きる。
お昼寝をする時は、「よし、行こか」と体が勝手に起きるまで、動かないと決めている。
ただ、自然を感じ、感情に従っている。

このビルが全部、杉の木やったらなぁ…。

大阪の都心でも、歩道橋に登ると山が見える(写真では、ちょうど真ん中に山を写している)。
どれだけ高いビルが建ち、DXやIoTが進み、長いカタカナのビジネス用語が増えても、やはり自分たちは自然の一部なんだと、改めて感じる。

そしてゆっくり帰り、コーヒーを飲むのだった。

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