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GWひとり旅~韓国②北の”国境”~
韓国2日目は北朝鮮との軍事境界線へ。事実上の”国境”に向かいます。
非武装地帯(DMZ=Demilitarized Zone)を回るツアーに参加するのです。
※前回の記事はこちら。
「ツアーはとても混むらしい」とのことで、朝7時過ぎにホテルをチェックアウト。
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近くの停留所でバスを待ちます。朝の冷え込みが予想以上で、長袖シャツにジャケットだと少し寒かったです。
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バスは予定よりやや遅れて到着。「少し先のバス停で乗る」と話していた先輩にLINEを送り、1人で車内へ。顔が見えるよう歩道側の座席に座ります。
しかし・・・。
いつまで経っても先輩が乗り込んできません。20分経っても30分経っても、姿が見えません。先輩からも「バスが来ない」「何かおかしい」とLINEが入り、バスに乗り続けていいのか、猛烈に不安に駆られます。
結局、ひとまずバスを降りることに。現在地が分からないため、通りの名前やめぼしい建物を伝えて先輩を待ちます。
朝食がまだだったので、コンビニでサンドイッチ(ツナサンド?)を買いましたが、パンがベチョッとしていて味はイマイチでした。
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1時間ほどして、タクシーでやって来た先輩と合流。運転手が「きょうはマラソン大会だ」と話していたそうで、通行規制でバスがルート変更していたようです。
かなり痛いタイムロスですが、気を取り直してバスに乗り、走ること約1時間半。停留所で降りると、徒歩で文山(ムンサン)駅に向かいました。
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ここから、DMZ(=非武装地帯)の最寄り駅・臨津江(イムジンガン)に向かう列車が出ているのです。
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ホームには外国人も目立ちます。DMZツアーは観光客に人気のようです。
列車に乗ると、20分ほどで臨津江駅に到着しました。
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ツアーの申込所までは、歩いて10分足らず。北朝鮮との”国境”に近いので、ピリピリした雰囲気を想像していましたが、見えてきたのは、なぜか遊園地。何だか拍子抜けです。
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申込所に着いたのは午前11時頃。予定より2時間遅れの到着です。
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ツアーはほぼ30分おきですが、残っていたのは午後3時出発の徒歩ツアーだけでした。タイムロスが悔やまれます。
「マジで!?」「どうする?」「4時間も待つのはしんどくない?」
「所要時間はどれぐらいなんだろう?」
話し合いの結果、「せっかくここまで来たんだから!」と3時のツアーに参加することに。再び窓口に行くと、なんと!ツアーは満員になっていました・・・。
仕方なく、キャンセル待ちにわずかな望みを託して待つことに。
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時間はたっぷりあるので、レストランで”観光地価格”のランチを食べた後、展望台にのぼって北朝鮮の方向を眺めました。
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向こう岸に見えるのが北朝鮮・・・だったらいいのですが、韓国です。ツアーに参加してもっと近づかないと、北朝鮮は見えないようです。
鉄条網が少し緊張感を感じさせますが、兵士の姿が見えるわけでもなく、目の前には畑も広がっていて、のどかな雰囲気です。
そんな中、敷地の一角に「民間人統制区域」と書かれた看板が!
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・・・と言っても、入場料(約200円)を払うと中に入れます。
そこで見たのは、朝鮮戦争で破壊されたという鉄道橋。
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約70年前の戦争の爪痕が、しっかりと残っていました。
ここはやはり北朝鮮との”国境”なのだと痛感させられます。
一方で、みやげ物屋らしき店も発見。こんなモノも売っていました。
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さらに、この辺りは公園のようになっていて、日曜の午後だったので、ピクニックをする人や芝生に座ってのんびりする人が大勢いました。
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結局、ツアーにキャンセルは出ず、参加できませんでした。ショックですが、仕方ないです。旅行はトラブルも含めて楽しまないと。
北朝鮮との”最前線”は観光地で、遊園地もあって市民の憩いの場でもある。臨津江は不思議な場所で、これはこれで面白かったです。
ただし、列車で行く人はご注意を。本数が少なく、帰りの文山方面行きは1日4本程度しかなかったです。おまけに、”北の果て”なので、タクシーを拾うのも一苦労です。
帰りはソウルまで列車を利用し、所要1時間半ぐらいでした。夕食はソウルの永登浦(ヨンドゥンポ)で、『熟成肉のサムギョプサル』を食べました。(おいしかったのに、写真を撮り忘れました・・・。)
3日目は”食の都”全州(チョンジュ)へ向かいます。
先輩と別れ、いよいよ本当の一人旅です。
(つづく)
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