テイツーの分析第二弾

前回の記事の問い合わせが割と多かったので、もう少し深堀りしたいと思います。ちなみに前回の記事はこちら↓↓

前回の分析はかなりざっくりとした計算になるので、かなり誤差が出てくるんですよね。通常の銘柄なら、あそこで分析は終了。気になった銘柄はさらに深堀りしていくことになるんですよね。

で、再度分析したみた結果がこちら。

画像1

まずは、画像一番上の表。第1Qの売上が4,932百万。

(パターンA)3~5月の各月の売上を4,932百万のを3等分した1,644百万として前年同月比をかけると、2番目の表のような売上。粗利益率は前期第4Qの28.6%とし、販管費も前期第4Qの近似値とすると、業績予想は上記のような数字になります。

(パターンB)顧客のメインターゲット層を小、中、高校生とすると春休みがある3月は季節変動により売上が他の月よりも高い傾向にあると思うんですよね。それを加味した予測が上から3番目の表の数字になります。この辺りの季節変動についてはIRに確認するなり、同業他社の売上状況を確認するのが良いですね。保守的な数字を出すため今回はあえて別パターンを作った形になります。

3月の営業利益が1億円を大きく上回るとのことでしたので、大きく外れてはいないのではないでしょうか。

続いて、第二Q以降の予測。5月は前年同月比140.8%ペースとのことですが6月以降の数字は全く読めないんですよね。緊急事態宣言もそろそろ解除され、巣ごもりも終わるかもしれませんし。

とはいえ一つ気になったのは前期第4Qの数字。売上伸びてるし普通に成長してませんか?第4Qは12月を挟むので年末の特需があるのかもしれませんが、巣ごもりなくても第4Qだけで2億円の営業利益を出す力を持っているんですよね。

それはさておき、6月以降を前年同月比10%増、20%増で算出したのが上から4番目と5番目の表。純利益の予想は6億~10億程度ですかね。3月~5月並みの売り上げ成長だとさらに上振れすることになりますが。

保守的に純利益6億と想定。5月15日現在株価53円、時価総額約31億円とするとPER約5倍。売上は25,000百万程度。

ここで比較するのが同業他社の数字(5月15日現在の通期業績予測に対する値とする)

2681ゲオホールディングス 売上300,000百万、営利6,000百万、純利3,200百万、時価総額592億、PER17.9倍

9278ブックオフホールディングス 売上84,000百万、営利1,400百万、純利900百万、時価総額160億、PER15.1倍

さぁどのように考えるでしょうか?売買の推奨ではありませんので、私の見解はあえて書かないこととします。

私はこの辺りを比較するのですが、財務状況や今後の成長余地、過去の業績や一時的な特需による売り上げなのか、といったことを総合的に判断していきたいところですね。



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