[アニメ]イエスタデイをうたって

#大雑把にレビューする

今の20代~30代くらいの若者にカルト的人気がある作品ということで名前だけはチラホラ聞いていたので気になって鑑賞しました。
1985年~1995年生まれの人なら知っている人が多い作品なのかな?
作中の時代は携帯電話がないような時代っぽくて、テレビもブラウン管のような時代です。

この作品、乱暴な言い方をすれば「ある種の青春像やモラトリアムを経験した人には刺さるけど、そうじゃない人には1ミリも刺さらない作品」だと感じ、自分的には完全に後者でした。
全体的にジメジメした空気感があって、劇的な起承転結は感じられず雰囲気で時間が流れていくような感じで、登場人物の女性に「女性視点での自己陶酔」みたいなものも感じられました。
なので、もしかして作者は女性かなと思ったらやはり女性でした。(女性の作品が嫌いという意味ではないので誤解なきよう)
ここでなるほどと思ったのが、自分の周りでこの作品(マンガ)を推してる人って女性が多いんですよね。
コミックス全巻読んだよっていう男性は彼女に借りましたって言ってたりとか。
連載誌はビジネスジャンプだったそうでこの辺のアンマッチはちょっと不思議な感じがあります。
こういう作品も嫌いじゃないのですが、わざわざアニメという媒体で腰を据えてみるのは自分には合わないなと感じました。
どっちかっていうと原作マンガを読んでみたいです。

適当なイケメン、美女を集めたドラマ化ならもうちょっと違う層に違う魅力を届けられたんじゃないかと思うのですが、アニメでやったのってもしかして、カラスの演出が難しかったからなのかなぁ...

ほんと、刺さる人にはぶっ刺さるけど刺さらない人には1ミリも刺さらない、こういうターゲットを思い切りピンポイントにした作品もアリなんでしょうね。
勉強になりましたって感じの作品でした。

★☆☆☆☆(1/5点)

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