見出し画像

スナックゆうこのワールドを作ってclusterにアップした #スナックゆうこ

10月中旬にはOculus Quest 2も発売されるのですが、私のまわりの知り合いの人が、集って遊べるような場として、「スナックゆうこ」ができないかと思い検討していました。そこで、スナックゆうこ(バー)のワールドを作り、VRChatやclusterにアップできないかと考えました。

一応ささやかにCADの経験があるので、無料や安価に使える3D建築モデリングツールを使ってなんとかしてみようと思いました。

まず、3Dモデリングの標準的ツールになりつつあるBlender。ArchipackやArchimeshという建築モデリングに適したアドオンがあるので入れてみるものの、「床と壁は作ったけどこれからどうしたらいいの?」となってしまい、一向に進む気配がありません。しかもグリグリ動かしてみたいのにショートカットを把握しておらず難しい。

あと無料でWebから使える「SketchUp Free」というソリューションも触ってみたのですが、何も出せず挫折しました。また、エクスポートできるファイル形式についてもあまりユースケースに合いません。

そうしたことをぼやいていると、こりんさんから「UnityにProBuilderというパッケージがあり、ゲームのプロトタイプとしてホワイトボックスという手法がある」と教えてもらいました。ワールド制作者や、ゲームのシーンを作っている人は、ProBuilderなどのツールを使い、直感的にプロトタイピングをしているそうです。

「いや、私はゲームが作りたいわけでもないし、壮大なワールドを作りたいわけでもない。ちょっとした図面をもとに単に部屋を作りたいだけだ」と思ったのですが、調べてやってみることにしました。

いくつか参考記事を見て、以下のように図面をもとに壁を立ち上げられると(自分にとっては)直感的なんだけどなと思ったのですが、図面を貼り付ける方法も、狙ったように壁を立てる方法もわかりませんでした。

以下の記事から、パッケージを入れて、Cubeを出すところまで参照したのですが、あとは自己流でやってました。改めてちゃんと読むといいこと書いてました汗

「バー 平面図」などで検索をすると、画像検索で図面がいっぱい出てくるので(なぜなら深夜営業をするために平面図を書いて届け出をしないといけない)そちらを参考に、おおよその寸法を決めました。一番シンプルな方法として、幅4m、奥行き10m、天井高3mの空間に、90cmの高さのカウンターと、70cmの高さの椅子を設けました。椅子はシリンダーという多角柱で作りましたが、あとはCubeを薄くして伸ばしたりといった感じです。

できたのはこんな空間。これではとても理想のバーには程遠いと悲嘆したのでとりあえず寝ることにしました。

画像1

翌日こりんさんが「あれをワールドとしてアップすればいいんだよ~」というので、「そんなんでもいいのか!」と、とりあえずclusterにアップしてみることにしました。

以下の記事を参考にしつつ、すでに空間があるので、サンプルではなく「Creator Kit」を使うことにしました。

Creator Kitを導入しても、Unityにclusterのメニューが出てこないなと思っていたら、違うバージョンのUnityで開いていました。

GameObject(Cubeとかそういうやつの総称)に、コンポーネント(私の現在の理解でいうと、性質や機能を付与するためのもの)をくっつける必要があります。

clusterのワールドだと、最低限「床とか壁など自分がこれ以上いかないようにするためのCollider」「ワールドに入った時出現するポイントSpawnPoint」「指定した高さより落下すると一度消えて再出現するDespawnHeight」の3つを指定しますが、上記記事があればスムーズに指定できました。

ワールドのアップロードも、以下の手順から一度も失敗せずに行うことができました。

しかし、最初に公開したワールドで、出現ポイントがおかしかったからか、室外に出現するし、延々と落下を繰り返してしまいました。テストしないでアップする私も私なのですが……。

SpawnPointとDespawnHeightを指定し直してようやく期待通りの動作になりました(厳密には、SpawnPointが狙った位置ではなかったのですが……)。

そうして公開したワールドがこちらです。

なんかいじってたら色が塗れたので塗っています。

これはこれで、イベント会場としては十分足りるかなと思いました。回を重ねるごとにアップデートしていくとか……。

ひとまずこのスナックゆうこに、メニューを掲載したり、PDFを投影できるコーナーを作ったり、飲み物を持てるようにしてお客さんに提供したいなと考えています。



お読みいただきありがとうございました! よかったらブログものぞいてみてください😊 https://kondoyuko.hatenablog.com/