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8月末で閉まるMAZARIAに行った

先日、友人からの「ひまなひと行きましょう」と誘いに乗じてMAZARIAに行くことにした。

MAZARIAとは「アニメとゲームに入る場所」をコンセプトにした、池袋サンシャインシティに施設だ。一部を除いたほぼすべてのアトラクションがVRで、実質VRアミューズメント施設だ。私は、その前身となるVR ZONE SHINJUKUには、たしか2019年1月に行ったことがある。連れ立って行ける京の友達が割と実績解除済だったので、なかなか行くタイミングが掴めずこのタイミングとなったが、今しがた調べると、VR ZONE SHINJUKUは2019年3月に閉館とのことで、ギリギリのタイミングのようだ。

タイトルや引用したTweetに書いてあるように、MAZARIAは2020年8月で閉館する。VR ZONE、想像するに、お台場や新宿で仮設的に営業し、「これはイケる」となったタイミングできちんとしたテナントに入って、長い期間愛される施設として営業していくつもりだったのだろう。それが、2019年7月にオープンしてから、休業期間を考慮すると1年足らずで閉館になったとは……。サンシャインシティの壁面に、ナンジャタウンや水族館、パスポートセンターと同列に書かれた「MAZARIA」の案内表示に切なくなった。

14時くらいに行って、MAZARIAを出たのが18時過ぎ。4時間ほどいて、がっつり10アトラクションほど楽しんだ。かなり満喫した。

会場はなかなか広く、アトラクションの性質ごとにいくつかのゾーンに別れているようだ。アトラクションは、ゴジラやエヴァンゲリオンなどの映画やアニメに関するもの、パックマンや太鼓の達人などゲームにまつわるもの、釣りや高所体験などのオリジナルのものがあった。「アニメとゲームに入る場所」とあるが、それを表しているのは全体の半分強くらいかな……? ちなみに感染症対策としてエントランスで手袋が配られた。

やったものとその感想をいくつか紹介していく。

「極限度胸試し ハネチャリ」は、自転車を漕いで天空の城を目指していくというもの。高いところを飛んでいく仕様なので、少し怖さがあるもののまぁなんとかといった感じ。まったく到達しなかった。ちょっと男女間でゲームの難易度に差があるのではないか? 運動になったのでよかった。

「釣りVR GIJIESTA」は、その名の通り釣りをするというもの。まったり座って体験できて、癒やされる。また、釣れたものは網ですくってキャッチアンドリリースする。網は手に持つより置いておいたほうがスムーズだと気づいた。

「冒険川下りVR ラピッドリバー」は、パドルを漕いで目的地を目指すというもの。2人で声を掛け合って、右に左に避けていく。実際に座っている位置とボートでのポジションが異なるものの、体感としては結構シンクロしていてよくできている。

「マリオカート アーケードグランプリVR」は、マリオカートの運転手になれるもの。私にとって2回目のプレイ。手でアイテムを掴んで直接攻撃できるもの。楽しい。

「エヴァンゲリオンVR The魂の座:暴走」は、エヴァの臨時パイロットになって使徒を倒そうとするもの。射出されるまでが良くできていて面白い。対戦はよくわからないまま終わってしまった。

「ゴジラVR」は、エヴァンゲリオンと似ているが、ヘリコプターに乗り込んでゴジラを倒すというもの。これもよくわからないまま終わったがゴジラを征したらしい。アテンドの方が自衛隊として振る舞っていて、私にひざ掛けを渡す際に「この装備はいるか」と渡してくれたのが印象的だった。

「PAC-MAN RACER」これはロケテストとして実施していたもの。カートに乗ってパックマンみたいにクッキーを取得し、より多くのクッキーを取ったほうが勝ちとなるゲーム。アテンドの方が実況してくれる。「スピード体感10倍」とうたうわりには早く感じない(広く感じる?)が、怖くなくて楽しかった。

「PAC-MAN GO ROUND」これはVRではなくただのメリーゴーランドだった。しかもソーシャルディスタンスの観点で座席が一つおきになっていて、同乗している友だちと目配せするでもなく、ささやかに手拍子するアテンドの方や売店の方、動画を取る同行者の方などを眺めながらくるくる回る。シュールな体験。

「アスレチックVR パックマンチャレンジ」これはパスポートに+500円が必要だが、楽しかった。2人一組で、いろいろなところにあるクッキーを手で掴んでいくというもの。手を掴む感じがかわいい。5面までクリアできてよかった。

「太鼓の達人 VRだドン!」は太鼓の達人をVRで遊べるというもの。物理の太鼓を叩くのではなく、空から降ってくるマーカーにあわせてタイミングよくバチを振るというもの。バチを振ると、バチ自体の作りによって降ったときのフィードバック感が伝わり、なかなか叩いている感じが出る。しかも「お祭りを盛り上げる」「やぐらの上で叩く」「かわいらしい太鼓の達人のキャラクターに見守られている」というのがテンションの上がる作りだった。かなり好きで2回もやった。ちなみに5曲しかないのにそのうちの1曲は東方アレンジだったのが興味深く、2回目はそれを1人でやりにいってしまっった。残念な点を上げるとすると、あとでスコアが見れたり、友人とマルチプレイしている感じがでたりすると良かったかなぁ……とはいえ、かなり好きな感じのもののひとつ。

「極限度胸試し 高所恐怖SHOW」は、板が置いてあるところを進んで猫を救助するアクティビティ。私は基本的に怖がりなので、いかにも怖そうなものは避けてきて、以前も知人がやっているのを外から見ただけだったが、今回は「やったことないならぜひ」とおすすめされてやってきた。怖いかな、と思ったら、まぁ楽しんでできる範囲だった。猫がかわいい。

これらをやるころにはかなりヘロヘロになってしまったが、楽しかった。特に気に入ったのはパックマンと太鼓の達人で、なぜかというとゲーム自体がよくできていて体をたくさん使うほか、リアルを追求する世界観とは一線を画していてかわいいからだ。パックマンのサイバーな世界、太鼓の達人のキャラクターのかわいらしさなど。

全体的な感想としては、楽しかったけど、究極に映えない……特にデートで来た場合、相手に自分の姿をあまり見せたくないなぁと思ってしまった。なぜならマスクとニンジャマスクを両方つけている姿はさながらミイラだし、私はワンピースで来てしまったので、いろんなところで巻きスカートやズボンを借りることになった。おしゃれしに来たとして……最高に映えない。

楽しいんだけど、なかなか厳しいものを感じながら、MAZARIAの最後を見届けて来たのであった。

お読みいただきありがとうございました! よかったらブログものぞいてみてください😊 https://kondoyuko.hatenablog.com/