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日本の信用ビジネスが築く、新しい未来

2月中旬、弊社のベトナム人スタッフの旦那様の実家があるインドを訪問しました。
ホーチミンからバンコクへ、そこからインドのデリーへ到着後、車に揺られること約5時間ほどで目的地に到着。周辺には近代建築の巨匠と呼ばれたル・コルビュジエが設計した都市・チャンディーガルがあり、美しい街並みが広がっています。
インド訪問の最大の目的は日本とのビジネス連携の模索でした。そのひとつとしてオーガニック農場の視察。農業にしても、サービス業にしてもやはり現地では日本の高い信用が求められていることをヒシヒシと実感します。

ベトナムを中心とした東南アジア各国は、すでに日本にとっては欠かすことのできない重要なビジネスパートナーです。どこの国でも日本企業や日本人に対する期待は大きなもの。
弊社は数年前から『信用ビジネス』を掲げてアジアビジネスの推進を提唱してきました。
地球規模で深刻な問題を抱える食や環境分野の課題解決には日本のノウハウや技術が不可欠だと現地の方々は異口同音に答えます。日本が築き上げてきた改善のプロセスや品質管理のノウハウを世界が求めているのです。日本はこの期待に応えていくことが大切でしょう。特に『食』の原点ともいえる農業分野の発展はどの国にも共通する大きな課題です。

このインド訪問の数日前、徳島県の農業大学校にて東南アジアにおける農業の可能性について講演させていただきました。ローカルビジネスの代名詞である農業だからこそ、グローバルな視点でアジアのローカルの発展に貢献するイメージを皆さんに抱いていただきたいと思っています。そこには日本の地方とアジアの地方が有機的に結合することにより、数多くの副産物が生まれるはずです。農業分野だけでなく、地域活性化の発案、文化交流などを通じ、従来の一方通行の海外進出とは異なる新たな相互交流のカタチが見えてくると確信しています。

弊社は、昨年9月にアフリカの橋頭保とすべくルワンダに現地法人を開設しました。
このことにより、東アフリカ地域との繋がりをより深いものとしていきたいと思っています。
近日中にアフリカで活躍する日本人に焦点をあてた書籍の第1弾も発刊する予定です。
アフリカ大陸もまた然り、日本人の信用ビジネスを拡大できる土壌が生まれつつあります。
私自身も日本人が世界に貢献し、ビジネス分野においてどのような存在感を示していけるかを長年模索してきました。この2月の経験はその疑問に明確な答えを示すことができたと実感しています。

(本記事は、2017/02/27 BRAIN NAVI22号に掲載したものです。)
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