サーフィン中の水分補給で大切なこと
こんにちは。近藤政隆です。
気のせいか暑さが少しやわらいできましたかね?
夏が大好きな私はまだ終わってほしくないのが願望ですが、、
さて、この季節に気をつけなければいけないのが熱中症です。
サーフィンは海にいるし、たまにワイプアウトをして海水を飲んじゃったりするから脱水もしないんじゃないの?って思いますが、
イエイエしっかりします。
ただ、他のスポーツより水が近いので気が付きにくいかもしれません。
体内の主な水分は血液です。その血液は水だったり赤血球、白血球などで構成され、1%弱の塩分濃度が含まれています。この塩分濃度も健康であればいかなる環境になろうとも、腎臓の必死な働きにより絶えずこの濃度に調整されています。これを浸透圧と言います。
この1%弱の塩分濃度が体の中のたくさんの細胞達にとって丁度良いのです。
マグネシウムやカリウムなどのミネラル類もこの塩分濃度を調整する浸透圧に関与しています。
塩分濃度が上がれば腎臓の働きで血圧を上げオシッコとして排出されます。
しょっぱ過ぎるみそ汁やラーメンなどを食べると塩分が体内に吸収され塩分濃度が高くなります。体はそのことを脳が察知し、口や喉の渇きが刺激され水を飲みたくなるのです。
このように体は血液中の塩分濃度のバランスを腎臓やその他ミネラルの栄養素によって1%弱に保っています。体ってこのように様々なものを自然に調整しているんですね。
体温も一定に保っていますよね。人間本当によくできています。
夏場の暑さによって体温も調整をしなくてはいけないために汗をかいてその気化熱によって体温を調節しています。運動中でもそうですね。
夏の暑い日や運動中、水分補給をしないで続けていくと体の水分が呼吸や汗として出され塩分やミネラルも一緒に排出されてしまいます。
そして血液がドロドロになってきてしまいます。これによって汗がかけなくなり、体温調整ができなくなってしまうのが熱中症です。
ちなみに海水は3%の塩分があると言われています。なので波待ちしてる時に海水を飲んでもどんどん喉が渇くだけです、、、( ゚Д゚)
そして、水だけ飲んでも先ほど話したミネラル類や適度な塩分も補給できないために体の細胞などに浸透圧として吸収されないのでサーフィンのようなハードな運動には水だけの補給というのはあまりオススメできません。
昔から夏場は塩を舐めるとか、梅干しを食べろと言うのは適度な塩分補給になるので理にかなっているといえます。
よくスポーツドリンクを薄めて飲めと言われることがありますが、スポーツドリンクの中にはいろいろな栄養素と水の吸収を考えられたミネラル配合になっていますのでサーフィンのようなハードなスポーツにはそのまま飲んでもらった方がしっかりと吸収されると思います。
薄めて飲むと言われるのはどちらかというと普段からがぶがぶ飲んでしまうのはスポーツドリンクは栄養満点なので太ってしまうと言うことがあるかもしれません。
この辺の使い分けを気をつけていただいて熱中症知らずのサーフィンを今年の残りの夏も楽しんでいきましょう!!
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