疲れに憑かれるな。

今年も残すところあと1週間。1年間お疲れ様でした。今宵は日々の勤しみを労い、世のお勤め諸氏方と心中で語り合うのも悪くはないでしょう。

仕事を終えて全身の力をゆるゆると抜くと、「はあ、今日も疲れた」という言葉が自然と口をつく。

ここでふと思う。仕事による疲労は二種類あるのではないかと。ひとつは、虚無の疲労、すなわち中身のない疲れ。もうひとつは、充実した疲労。

ただ単に疲れたってときが前者、疲れたけど良い仕事したなあ!というときは後者。

疲れた時に感じるこの感覚は、仕事に対するひとつの指針になるのではと思うのですよ。

ある仕事を終えても単なる疲労感しか残らなければ、おそらく心の底から楽しめていないだろうと。よしんば楽しめていたとしても部分的に負荷を感じている。下手をすれば燃え尽き症候群にもなりかねない。

一方で、仕事を終えて充実感に満たされた疲れは、その仕事を心のそこから楽しめている。たとえ楽しめていなくとも、成長へとつながっている。

運動も同じ。

単に疲れるだけの運動もあれば、めっちゃ疲れたけど爽快感半端ない、みたいな。どうせ疲れるなら、満足のある疲れにしたい。でも、どんな運動をすれば自分がいい具合に疲れるのかがわからない。そんなときはやってみるしかない。実践して初めて、ああこれは俺には向いてない、とかがわかったりする。

どうせ仕事するなら、「ああ良い仕事したなあ!」で一日を締めくくりたい。

2022年もあと1週間。最後の期間で良い仕事できるかなあ。

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