テツandヤケ 24/04/07
定刻通り7時半に起きスマホを眺めると、睡眠スコアアプリが100点を出していて驚いた。
スマートウォッチを買ったのが2021年の9月。睡眠記録を取れるようにして寝る生活が3年弱続いているけど、100点を見たのは初めてだ。生活習慣がそれだけ乱れていたってことでもある。始めの頃から睡眠の質が機嫌とコンディションに如実に反映される傾向があったけど、100点の日のパターンは知らない。
今日はいい日になるぞ♪と日記を書きあげ、11時頃にリビングに降りた。母が新聞を読んでいる。
外に出る気満々の恰好で「今日はどうっすっかね～」と独り言みたいに呟いていると、母から「昼ご飯代くらいは出すよ」と2000円が現金で手渡された。
「時給1000円２じかんぶん……！」とアーニャがごとく有難く受け取ると「沁みるやろ～」と得意気だった。金銭管理が筒抜けなのは、noteを読まれているからである。(まあ働く気はあるようだし、休日を楽しむための援助くらいはしてやろう)という気が窺える。
そういえば母は昔から「1000円稼ぐのがどれだけ大変か」とか「うち貧乏だから」とかが口癖だった。
状況を整理するとひどい貧乏家庭には到底思えないのだけど、ふわふわとした金銭感覚に歯止めをかけるための策なのか、中毒的な金遣いになりやすい父親の嗜好を受け止めてか、そこらへんの理由は知らない。いつだったかに、”母の家系の受け売り”だと言っていた気がする。
実際「うちはセレブザマス」なんてスネ夫みたいに言われて育った人は現実にほとんどいないと思うし、教育上はそう答えるのが妥当かも。
現在は色んな罪悪感の積み重ねでお金は頼ろう！と振り切ることもできず、事実お小遣い的な要求が通ると甘えに走る気もしていて、そこらへんの頼り方と抱え込みの塩梅は誰にでもあるような気がする。
財布代わりにしているポーチに2000円を入れ、散歩用のバッグで外へ出た。目的はランチ、桜祭りのあった田舎町で当日食べられなかったラーメンを食べることだ。あと空気が澄んでるから、楽しそうだし。
途中、第一週の土日しかやっていない地域で有名なコーヒー販売所に寄った。のぼり旗自体はよく見かけるものの、実際に飲み立ち入ったことはない良い感じの露店イベントだ。吸い込まれるように入った。
会場として借りられた駐車場に、集会テントみたいなお店が8軒くらい臨時で設けられている。ベーグル・肉まん・キンパ・陶磁器屋・雑貨店・洋菓子etc……。別の大きな本部でコーヒー豆やコーヒー関連用具も売っているっぽい。なかなか心躍るけど、最近コーヒーを飲むと手足がピリピリするのを思い出した。とはいえ飲みたい。
ブレンドコーヒー3種の試飲もあって、肉まんと4月ブレンドで小腹を満たした。合計400円。試飲とはいえ飲みすぎたかも。
200円のカップコーヒーは立ち飲み形式だったので、どうせならと少し歩いて離れてみた。
春っぽさを感じる草むらを見ながら、アスファルトの上で立って食べることになった。ベンチもなく、空腹に耐えかね。
野イチゴの花にミツバチが来る風景が撮れたので可。綿毛を揺らすタンポポやシロツメクサの花を見て、自分の髪の毛と同じかも……なんて思った。髪伸びた。
なんかおしゃれで明るい気分だったので、流す音楽は”花澤香菜(楽曲)→ポルカドットスティングレイ→Tele→日食なつこ”になった。春の日の散歩の日食なつこ、すごかった。普段は水流のロックとログマロープしか聴かないけど、気持ちいい曲が多い。どれもこれも良い。
言葉選びというか遊び方というか、なんとなく親近感があった。昼間の散歩でもっと聴きた～い。
あとはランチに真っ直ぐ向かうだけだぜ～！！！！気持ちいい～！！！！
はえい？？？？？？
ラーメン→パン屋→お蕎麦の順で完全に閉まっていた。ちなみにこの後ランチのあるレストランカフェも「予約満席で～……」と断られた。凄い。
まあね！！！空気澄んだ場所に気持ち良く散歩に来れただけで儲けもんよね！！！景色いいし！！！
実績解除：桜に頬を撫でられる(叩かれる)！
もあったし！！！
かなり歩いたが、朝にバナナ2本しか食べてない。来た道を帰りつつチェーン店やコンビニで済ますのはなぁ……と思い、中学生の頃の同級生に昼ご飯に誘う連絡をしてみた。
その場から更に1時間半ほど歩くことにはなるけど、新年度の近況報告も兼ねて。予定があとに組まれると楽しみより面倒さの勝つ同じ系統の人間で、急に声をかけるのが逆に礼儀みたいになっている。
なんだかんだ月イチくらいのペースで会ってるんだな。よくよく考えると、誰であれ友達にわざわざ会おうとしたのが1ヵ月振りだ。
この友達に貰ったサボテンはゆっくり霧吹きで育てている。
14時に連絡し、15時半からサシで会ってご飯を食べる。こんなよくわからない突発的な提案にもかかわらず快諾された。
通勤用のリュックを買った帰りで、特に予定がないらしい。いかにも新社会人って感じだ。
合流する前まで、通っていた小学校や中学校や引っ越し前の家付近の地域に寄り道しながら歩いた。あまりその方面に来ないから、桜見たら懐かしくなるかな、なんて。
家からほとんど出なくなった時期の地域だけ情がちゃんと消えててウケた。小学3年生くらいまでの道はウキウキ見てたんだけどな。
友人もかなり歩き回るのが好きな人で、合流するつもりだった場所より手前で姿が見えた。既に嬉しそうで嬉しい。
「暑いわ、恰好間違えた」と友人の無難な会話から始まり、この日直前まで何をしていたかから話して歩いた。昼に活動したあとだからかエンジンがかかってる感じもある。過去一くらい嬉しそうというか、なんならちょっとハイな感じ。
そういえばプログラミング関係の技術職に就いた人だった。研修付きで。
自分もWebプログラミング系の職業訓練校に応募してて～……なんて話をして、両者ほぼ素人ながらわかる範囲で話した。
引っ越した小学4年生頃からはす向かい3軒隣くらいに居て、中学から仲良くなったような友人だけど、たまたま波長が合う人だ。ゆえに心配になることも多い。
「父方も母方も料理人しか居ない家系で、父親は『料理人だけはなるなーッ』って言い残してタバコの吸い過ぎで亡くなったから『普通の企業勤め』のお手本がどこにもない」にも
「通勤時間の辛さと、一人暮らしの手間･寂しさ･お金諸々の想像含めた天秤にかけると、しばらく実家にいたままになりそう」にも共感せざるを得なかった。
前々から杜撰さ・だらしなさだけは似ているな～と思っていたけど、なんか無条件で共感できる話が多い。むしろ高校で離ればなれになってからの方が仲が良い気もする。
ショッピングモールまで歩いて、併設スーパーの品揃えを見て、ケバブサンドを食べ、模擬駄菓子屋、ヴィレヴァン、本屋と巡った。めっちゃオタク的だ。買い物はほとんどしていない。
ソフトツイストだけ頼むオタク
そもそも散歩が趣味レベルで楽しいと思える人や、スーパー･コンビニの品揃えを比較対象として観察する人って、同級生レベルの狭さになると珍しい。
たまたま友達になるのが有難すぎるくらい気の合う人だ。共通かつ地元に残り続けている友人がほとんどおらず、こういう時に1対1になると情が湧きすぎる。一周回ってやるせなくなる。
iPhone7を8年間ずっと使っていて、第3世代のiPhoneSEに変えたい！というので、ショッピングモール内の携帯ショップで20分ほど相談してるのを待つ時間もあった。待つ間にオモコロウォッチを見た。
結局在庫切れで買い替えには至らず、同じサイズへの愛着がだな！最新機種に変えさせようなんてけしからん！今ケースもフィルムもつけてない状態で半年よ！？と珍しく冗談めかして怒っていたから「猟師が鉄砲で言うヤツじゃん」というとウケてくれた。
自分がワガママだからかもしれないが、他人もワガママな人の方が好いてしまうところがある。というか携帯ショップに関してはこちらから寄るのを勧めた感じで、一緒にいるだけで無条件で楽しい人とのコミュニケーションって判断を誤りがちで危ういな～と思う。
ほとんどあるあるなのだろうが、22~23歳にかけて一気に社会人生活を送る人が増えるからかネットの同年代にしてもこういう同級生にしても”寂しさ”を口にすることが多い。
「1ヵ月前くらいに復刻されたニュースを見て『コーヒーガム』を探してて」と話すと、解散する場所に歩き終わるまでスーパーやコンビニ巡りをすることになった。最終的に解散場所と直近のコンビニで見つかって安堵。
友人がいつになくはしゃいで一緒に居ようとするようにも感じたけど、学生的な時間の使い方ってこうだったかも。
ちょうど嬉しさと侘しさ狭間の感情で、終盤は楽しいけど疲れながら一緒に居た。
思ったよりカフェオレ的な甘さだった。背伸びしたいけどしきれない、新社会人みたいな味……っていうのは無理があるか。
ちょこざっぷで走って例のごとく徒歩で帰り戻って、またもや4万歩33km歩いて日が終わったことになってお風呂に入った。
ご飯を食べ寝支度を済ませて、なんか人褒めるのも喋るのも楽しいな～幸せだな～好きな人に好きって言えるのって……と思い、生活習慣を鑑みてすぐさま0時に布団に入って20分。テンションが上がりすぎていることに気付いた。
軽躁？？？？こんなスパンで来るの？？？？だとして1ヵ月前……たしかに手足の末端神経はピリピリしている。自己診断となると早計で、性的無分別だとか多弁だとか破滅的散財だとかは薄いから、昼間の行いだろうか。
考えられるとしたら昼のコーヒーとペットボトル緑茶のカフェインの多さ、運動で交感神経が上がる時間帯が遅かったこと、大切な友達と会って話して感情にブレーキが効かなくなっていること。
……スマホを見ずに瞼を閉じて体を横にしているだけでも、と思い4時間。ずっと思考が回っている。気自体はご機嫌だが、寝れないとなると難儀だ。睡眠スケジュールだって組んでるのに～……。と思い始め感情が陰り始めて2時間、とうとう瞼を閉じたまま完徹になってしまった。
1時間くらいで思考の意味が通らなくなって停止することも多いんだけど、この日は不思議とダメだった。
状態としては色んな要因が混じった”ムラムラ”が近くて、マジでめんどくさいな～～～と悲哀と怒りが混じった感情になり、日が出た頃に体を起こした。シたらシたで気を落とすし、シなかったらシなかったで寝れないし。
今は中毒的になるものが全て今までとは関係なしに効きすぎている気がするから、一旦は一日に摂るカフェインの量を意図的に制限するのが一番良さそうだ。おそらく一番の原因はカフェインの摂取が過剰→断ち→過剰となったことだろう。
なんにせよ睡眠が上手くいくと生活が上手くいくし、逆に睡眠を上手くいかせるために生活を捧ぐイメージで、習慣を崩さず働ける場所を探すほうがよさそうだ。
朝のリビングでハムエッグを焼いて貪ると、様子を見た母は「今日の読売新聞の社説『まずは生活習慣』だって～笑」と言い、めざましテレビは宇多田ヒカルがインタビューで生活習慣の話をしていた。たまたま巡り合わせで語り掛けてくるような時ってある。
とりあえず今日はお財布持って行かずに軽めのアルバイトにして、絶対無理せず早めに長く寝よ～……。
徹夜明けでテツandヤケ。鉄は熱いうちに打て、徹夜は直せるうちに直せ。
こなまるでした。
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