見出し画像

BingAIに頼んで「ピンクの子熊」を描いてもらったら、海外フィルター強めのクマばかり出てきた件

 夏にこんな記事を書いて、「課金しなくちゃなあ」と締めていた私ですが、実際のところお財布事情が許されず未だ課金はできていません。
 それなのに! noteのキャンペーンで「AIイラスト生成」のタグが作られてるじゃありませんか!
 参加したい!でも、AIいらすとやさんはもう「無料」では使えない!
 そんな時に使えるのは、MS(マイクロソフト)のBingAIしか思いつけなかったのです。
 MSのブラウザEdgeのホーム画面にある検索窓の端っこに「b」をかたどったBingAIのロゴがあり、そこをクリックしてから「●●(のイラスト)を描いて」と打ち込めば、「●●のイラストを描くのに挑戦してみます」というテキストでの返答と、イラスト生成AIのウィンドウが生成され、数十秒後にはたたき台のように数点のイラストが表示されるという手順。

 今回も私が依頼したのは「ピンクの子熊」でした。
「ピンクの子熊のイラストを描いて」
 「AIいらすとや」さんのように、日ごろ私のWeb閲覧事情を把握しているであろうBingAIも、私の嗜好を加味してくれる絵を作り出してくれるのだろうか……否応なく期待が高まってまいります!!


顧客(わたし)の要望と微妙にすれ違うBingAIのイメージ

 確かに「ピンク」色の「子熊」ではあるけれど……「クマの赤ちゃん」という解釈から、「おしゃぶり」を咥えさせて「おしめを履かせる」という固定観念は完全に欧米産の先入観ですよね!? あともれなく「チョウチョ」が周りに飛んでいるのだろうか?
 いや、「イラスト」という指定から絵柄を「かわいい」に寄せてくれてるのは、とてもいい察しの能力です。
 世界中にピンクの子熊のイラストがこの4点しかないといわれたら、個人的には下段の2点のいずれかを選びますが、もうちょっと違う絵に変えてもらいたいな……というのが正直な感想です。
 なので、再度要望を打ち込んでみました。
「野生のピンクの子熊のイラストを描いてください。おしめやおしゃぶりは不要です」

 ちょっと厳しい物言いだったかしら……と思っていた私(ニンゲン)に、前回と同じく安請け合いっぽい返答をしたBingAI。
 思った以上に石頭でした。

「おしめ」絶対描きこんじゃうマンか!!!ポリコレのせいなんかコレは!?

 絵柄がちょっとリアルっぽいテクスチャになってきてるところに、絵柄の幅や工夫を感じたりはしますが、なんで頑なに「おしめ」着用で出力するの? 「野生」という単語を「Wild」に置き換えて、想起されるイメージからざっくり2パターンを生成したということでしょうか。

 左側イラスト、おしゃぶりを外した口が大きく開かれて、鋭いキバと生々しい舌が口腔内で存在感をアピールしている野性味はなかなか良い感じです。おしめさえなければ、かなり私の理想に近づいてる感じがします。よくよく見ると、私が子供の頃に使っていたごはん用コップに描かれていたNHK系列の教育番組に登場していたぬいぐるみキャラクター「ムゥくん」にも似ています。かなり好きな理由がわかりました。
 だが右のお前。もしゃもしゃの毛むくじゃらの感じは良いよ? 映画になってただめオヤジっぽいテディベアっぽさを感じるよ? そんなにも老け込んでるのになぜまだ「おしゃぶり」「おしめ」が外れていないのかな? もしや介護される世代なのか?(いや私は子熊を所望してるんだけど) こちらの描画では「ワイルド」さを汲んで、追加アクセサリーの「ピアス」が描かれたんだろうな……と予想しました。
 わざわざ「不要です」と補足しているにもかかわらず、6点のイラストすべてに「おしめ」が付属しているのは、AIの中の「固定観念」としか思えなくなってしまいました……。
 AIの頑固さを解きほぐして、要望通りのイメージを描き出してもらうには、もっと対話と相手のことを察する能力が、ニンゲン側にも求められているのかもしれませんね。(と、一応それっぽいまとめで締めておきます)

クリエイターだなんておこがましいですが、サポートは常にありがたく頂戴いたします。