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ぷちマイブーム<ペルセウス流星群と天の川<>

お盆も立秋もすぎたというのに連日真夏日が続いている。季節は確実に秋へと近づいているのに、それを実感するのはもう少し先かもしれない。

花火がない、今年の夏

今年は新型コロナウィルスのことがあって、各地の夏まつりが中止となり、大好きな花火大会も結局見ることもなく夏を終えそうな予感。
機会があれば別に書きたいが、私はシークレット花火が大嫌い!3密回避のため打ち上げ場所を公表しない、というやつ。世の中の大半は、「素晴らしい」「仕方ないよね」と絶賛、または肯定する意見ばかりだけど、”偶然見れた人だけが得する花火” なんて、私には花火ではない。打ち上げ場所を事前に知ってる人がいたり、たぶんあそこで上がると構えて写真や動画を撮る人もいるが、告知もしない花火を撮っても何の喜びもない。

にわか天文ファン

というわけで、花火は完全に諦め、家でダラダラ過ごしていたが、この暑さだ。夜どこかに涼みに出たい。そんなときSNS上で天の川とペルセウス座流星群を入れた写真が次々と上がってきた。私にはペルセウス座流星群?何それ?の世界ではあったが、その前に話題になった「ネオワイズ彗星」あたりから、ちょっと夜空にも関心を持ち始めていた。あ、もちろん私はネオワイズ彗星を写真に収めていない。ちょうどホタル写友のT氏が、これまた天文にも詳しい人で、必死になってネオワイズ彗星の写真を撮ろうと夜な夜な出かけていると聞いて、私がT氏に超とんちんかんな質問をした。
「彗星ってどこで撮れるかわかるの?偶然流れてくるんでしょ?」
「それは流星!」とすかさずT氏。
彗星と流星の違いもわからないアホな私。ネオワイズ彗星の写真が飛んでるように見えるから流れ星と勝手に思ってしまった(笑)

そんな折、星空観賞会のお誘いがあった。場所は鳥取県と島根県をまたぐ中海にある大根島。ここは低地にもかかわらず星がきれいに見えるというのは以前から知っていた。午後8時、誘ってくれた自然観察員のK氏は、島のお決まりの場所で寝っ転がって夜空を見ていた。私の目的はもちろん流れ星を見てみたいということもあったけど、やはり天の川に流れ星を絡めた写真を撮って帰るということだ。
薄雲あり、天の川も一部雲の中、これじゃ写真は無理かな…あとここの背景はイマイチかも…街灯もありすぎるよね。完全に写真を撮ることしか考えていない中、
「わー、さっきすごいの飛んでたよ、見た?」
K氏が興奮して叫ぶ。いえ、見てない。流星もいいけど、まずは天の川、あるいは北極星グルグルの写真がちゃんと撮れるかどうかが最大の関心事。
結局K氏はかなりの流星を見たからと満足して解散。
私はせっかく来たからせめて星を撮って帰りたいと天の川を撮影できるポイントを探し始めた。そして島の中をぐるぐるしてたどり着いた場所で、天の川にかかる雲が切れるのを虎視眈々と(大げさだな)…。そして11時近くまで待って撮れたのがこれ。(8月13日)

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水面に星が映り込んでゆらゆらしているのはとても幻想的だった。
時折魚が飛び跳ねる音だけが響いて(それがちょっと怖かった)いた。その間も流星は私の横で、後ろで、いくつも流れてきたのに、肝心の画角に入ってきてくれない。結局天の川と流星を絡めた写真を撮ることはかなわなかった。まあまた別の日にトライすればいいか、と諦めて三脚を片付けはじめたときに、なんとー、相当大きな流れ星が私の頭上から天の川に向かって飛んできた!
ちゃんちゃん、って感じ。人生は甘くない。そのショックで再び撮影をしてみる気にもなれず、その夜は帰宅の途についた。

悔しい!なんとか流れ星と天の川を!と躍起になった。ちょうど新月前後で月の影響を受けにくい星撮りのベストウィーク、しかも天気がよいときて、しばらくいろんなところでトライしてみた(日中暑すぎて、夜海からの水蒸気が立ち込め湿度が高くなり、あまりいいコンディションにはならない)が、だんだんペルセウス座流星群の数も激減して…コラボは実現しない...なんとなく、もういいかという心境になってきた。流星群は他のもあるからね。

海で山で星撮影してみた(流星はいない 笑)

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前述の天の川写真を撮影ついでに、背後に見えていた北極星を中心にグルグル撮影。写真としてはあまり意味はない。

その他…

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To be continued...


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