分からないと認めること

そんなに怖いことなのかなあ…って、想像はしてみるけど、そこがなかなか理解できずにいる。


テレビのチャンネルが勝手に切り替わる、と母が言い出した。あれ、これ前も書いたな。まあいいか。そりゃ視聴予約が入ってるからじゃないの、と予約リストを見ても予約件数はゼロ。なんでだろうと頭を捻っていた。


今日。母が「2分後に視聴予約ってテレビに出た」と言う。その場で予約リストを確認したら、チャンネルも時間もてんでばらばらな予約が6件、入っていた。2日前に見た時はゼロだった。母に聞くと、直前に父がリモコンをあれこれいじっていたらしい。


別に見たい番組があって、それの視聴予約をするんなら構わないんだ。でも明らかに父が見るはずがないアニメだとか深夜1時半の予約だとかが入ってる。「見たいのがあって予約したの?」と父に尋ねると、「知らない」「やってない」「分からない」、それ以上聞くと「うるせえ!」「チャンネル変わって何が悪いんだよ!」とキレる。


別に父に限らずだけど、説明書も見ないで操作して「分からない!」「できない!」って言う人の気持ちが、ごめん、全く理解できない。説明するための冊子なんだから見たらいいじゃんか…読む努力もしないで「使いづらい」とか文句言うの、何言ってんだろうと思ってしまう。


素直に「○○が見たいけど、設定できなかった」と言えばいいのに、予約したの?と尋ねるだけでキレるのは何でなんだろう。会社にも親戚にもいるけどさあ、こちらから何か質問すると批判されたと勝手に解釈して怒りだす人。申し訳ないけど年配の男性に多い。「できない」「分からない」と認めるのはそんなに恐ろしいことなんだろうか…


私はプライドがない人間だから分からんものは分からんし、出来る人のことは「すごいなあ、えらいなあ」って思うし、まあそれが逆のベクトルに向かって「それに比べて私は…」になることもある諸刃の剣だけど、周囲にキレ散らかす人間になるよりは、そっちの方がずっといい。と開き直ることにする。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?