2022年がようやく終わった!

今日、正月から16日遅れで、やっと2022年が終わった。というのも、昨年末にあったテストの結果が全て出揃ったからである。2022年は自分にとって、正直大変な一年だった。

一月には、一年生の期末テストがあった。
二月から三月には、解剖実習があった。知識が多いだけでなく、朝から夕方までペアンやメスで皮切をして筋膜を剥がし、脂肪組織などを取ることで、筋肉や神経の同定を行った。最初のうち、背部や胸部上肢をやっている時は、班員とのコミュニケーションが上手くいかず、神経がすり減った。心臓を開いている時などは、自分の言いたいことを班員に言えず、もどかしい時間が続いて、気がおかしくなりそうだった。その後の腹部下肢でも頭頸部でも、気持ちを開いて話せるように徐々になっていったものの、それでも相当な体力を使い、気持ちが変になりそうだった。なぜ四班の班員は、遅くに来て早くに帰るのか!その中でも特に、女子たちの「定時定時〜」という口癖は、最初はイラついたが、途中からは、それが無いと四班ではないような、なくてはならないようなセリフになっていった。あまりにも多くのことが起きたが、全て、和んだ雰囲気で解剖を進めることにつながっていた気がする。結果として、とても良い班だったのではないだろうか。自身については、途中から、グレイ解剖学 (私は、ネッターとプロメテウスは用いず、もっぱらグレイ派だった。) を見ている時よりも、ぺアンを握って神経や血管を見つけていっている時の方が気持ちが落ち着くようになっていった。
三月には、修士を卒業する大学オケの同期が、長年やっていたバイトも卒業するのに合わせて開かれた演奏会に、参加した。アナザースカイを合奏したいと思い立ち、譜面を取り寄せて共有するのが若干大変だったが、彼の演奏含め、雰囲気も含め、とても良い演奏会だったと思う。
解剖実習後は、家族で沖縄旅行に行ったことで、束の間とはいえど充実した春休みになった。
四月には、生理学の授業が始まり、解剖・発生学のテストや脳実習がある中、神経解剖学が本格化し、組織学もあった。神経解剖学は、局在診断をパズルのような感覚で解くようになって、楽しめた。
七月には、医化学の試験二つと、組織学、神経解剖学、生理学1, 2の中間試験、分子生物学2の試験、通称夏の陣が襲ってきた。同時に、現在所属するオーケストラに入って初めての演奏会があり、それも、分子生物学2の試験前日が本番という日程だった。
九月には、生理学1, 2の実習があり、十月は、病理学総論のスケッチと単語テストに追われたが、一方で、シュミットの交響曲一番という難曲をどう弾くか相当悩んだ。その合間を縫って、ハウステンボスに家族で旅行に行き、ハロウィンのイルミネーションやホテルヨーロッパ、ジップラインを楽しんだ。沖縄で、天気の良いタイミングを狙うようにドライブをする計画を立てたのもそうであったけれども、家族でする相談というのは、一筋縄で行かなければ行かないほど楽しいものなのかもしれない。まあ、結果が良かったからそう言えるのかもしれないが。
十一月は医化学の実習があった。
そして十二月は、冬の陣。医化学と病理学総論の本試験の後に、二年生最大の山場である生理学1, 2の本試験があった。生理学2の口頭試問ではACTHを聞かれ、その構造、分泌部位、作用、作用機序、分泌促進因子、分泌抑制因子、関連疾患を解説した。

一つ一つのエピソードは、まだまだ書きたいことだらけであるが、キリがないため、またいつか機会があれば書くこととする。
蓋を開けてみれば、何と、去年の全ての科目の本試験に通って終えることができた。去年の自分を讃えたい。そして、支えてくれた周りに感謝したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?