広いこの世の片隅が、広いこの世の真ん中で
夜行列車が出発すると共に
眠りについた私。
朝に到着して、歩いて国境を渡りました。
次の国は
東南アジアでフランスの占領下に
あった国「ラオス」。
とりあえず
道端で親指を立ててみる(笑)
親切な人達のおかげで
辿り着いたのは「ヴァンヴィエン」。
川沿いにある小さな村。
宿を見つけて荷物を置き、
散歩をしていたら
何もない荒野を歩き、
洞窟を発見しました。
小さな少年が「ガイドするよ。」
と言ってきましたが、
「どうせ金払わんといかんのやろう。」
とケチの異名をもつ私は
断って奥へと進みました。
後悔(笑)
夕方という時間帯もあってか
人1人おらずに
光を失っていく洞窟のなかは
なんとも心細い。
そして洞窟の中の水場に辿り着き
浮かんでいたのは浮き輪でした。
「え、これにのって奥へと進めってこと?」
水着も防水バックも持っていなかった私。
少し悩んだ挙げ句
「退くのも勇気。」
と自分を納得させて村へと
帰っていきました。
夜はマッサージへ。
所謂置屋のようなマッサージ店が
多いラオスの村の中で
「普通」そうなマッサージ店を
選んでいきましたが
「スペシャルマッサージはいかが?」
と耳元で囁かれました。
その時は
全く「その気」がなかった私。
「あ、普通のマッサージだけでいいよ。」
と丁重にお断りしました。
何故だか勝ち誇ったような気分。
そして次の日もヒッチハイク。
中国人の旅人二人組が乗せてくれて
一気にルアンパパーンへ。
道中では土砂崩れがあったり
トラックが横転していたりと
道のりの険しさを後部座席から
優雅に眺めていました(笑)
ルアンパパーンはメコン川流域にある
世界文化遺産の町。
広大なメコン川に沈んでいく夕陽は
とてもノスタルジック。
そして、ナイトマーケットに行きました。
夜市って日本のお祭りみたいな感じがして
なんだか浮かれた気分になります。
後日、ヒッチハイクで乗せてくれた
中国人達が泊まっているホステルに
遊びにいきました。
所謂「中国人宿」。
中国人の旅人が何人か泊まっている宿で
手作り中華をご馳走してもらいました。
そして僕の進路が中国へ向かっていること
もあり、情報収集。
「We chat」という
Googleが使えない本土での
便利なアプリを教えて貰いました。
後に大活躍。
彼らにあって良かった。
そして夜行バスに乗り
ルアンナムターへ。
朝5時くらいに着くと言っていたのに
着いたのは深夜の2時頃。
どうしようもない。
うろうろしてたら犬に吠えられる。
恐ろしや。恐ろしや。
とりあえず安全そうなところで
座ってうたた寝しながら朝を待ちました(笑)
朝に宿を見つけ出し、お散歩。
小さな街です。
そして夜は宿の前のナイトマーケットに
行きました。
小さな市場です。
そして宿でライン通話により
アルバイト先の卒業生追い出し飲みに
少し参加しました。
当時からオンライン飲みを駆使していた僕。
世界のどこにいても
電波があれば
顔を見合って、話せる便利な時代です。
それでもやっぱり
旧知の誰かに、
未だ見ぬ誰かに、
会いに行きたい僕の旅は
続いていきました。
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