知ってた・・・けど

今日は数か月に一度の診察日。
未だに心療内科には定期的に通っている。
たまにはアドバイスと言うか、定期チェックみたいなもの。

状況を伝え、アドバイスを貰う貴重な時間。
と、言うのもやはり専門家から見る自分とは、思い込みが少ない分貴重だからだ。
話を聞いてくれる会社の人、友達家族は親身になってくれるがバイアスがかかってるのは否めない。

復職をして、部署も変わって環境は悪くないが元気いっぱいとは行かない日々。
自分が長く休んだせいで環境に慣れないからだと思い込んでいたが、先生の意見は違っていた。

根底的に人と関わりながらの仕事は向いてない。

知ってたけど、明確に言われるとそれなりにショックだ。
業界としては接客がメインと言っても過言ではない業界。
まあ、人嫌いが勤める仕事じゃないってことだ。

今は管理部門に移ったので、デスク周辺の人としか関わらないが、通勤の人込みにもHPは削られる。
気遣いのない人たちは、恩恵も得られないからきっと人生はハードモードって先生も言っていた。
そこは疑いようがない。
気遣う人が精神を病むのは不合理だけどね、とも言っていた。

今まで会社勤めとか、正社員とかそう言う事しかないんだって思ってきた。
これは大いに親の期待と言うか、刷り込みもある。
実際、就職氷河期の真ん中みたいな世代だが、正社員にこだわって生きて来たのと、幸運と人に恵まれて今までずっと会社員だった。
だんだんとステップアップをしながら名の通ってる会社に潜り込んでいる。

だが、それが進めば進むほど精神が病む事になるらしい。
フロイトの言葉も下さった。
給料の8割は人間関係代なのだと。
実質仕事への対価は1割から2割で、残りは組織の人との関係代らしい。
自給自足から近代の大きな会社勤めになったのは、たかが数百年。人間の精神はそこまで進化していない。

人間関係のキャパシティーオーバー状態だそう。
そもそも動物も自分達の目の届く範囲が群れのサイズなのだろう。
しかし、人間は群れのサイズが大きすぎてそれぞれの個性に合わせて対応するのが大変過ぎて疲れる。
ある程度その切り替えが進化している人、もしくは気にならない人は出世する。
とても納得の行く話だった。
フロイトの本が読みたくなったくらい。

さて、自分はどうするんだ?
旧型の人間と言うか、人間に生まれたのに人間に向いてないと言う事実。
時代に合っていないだけなのか、それとも本質的な問題なのか。

前述の様に、会社で働く事しか念頭に置いていなかったので、今から一人で出来るフリーランスと言うのは、とてもハードルが高い。
そもそも、何が出来るんだ?ってところから。
人生折り返しも過ぎているが、一から何をすればいいのか?
それでも誰とも関わらず生きて行くのは無理だろうけど、もう少しコミュニティを狭めて生きる方が良さそうではある。
都会から離れるべきなのも理解した。

では、この状態で一時産業に今から関われるのだろうか?
先日移住者のTVを見た。
林業と炭焼き職人をされていた。
あそこまで一途にはなれそうにもない。

結局何も出来ないなら、やっぱり生きていられない。

一体、前に進むためには何から始めればいいのやら。

自己肯定が爆上がりします! いつの日か独立できたらいいな…