![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126643893/rectangle_large_type_2_ed13985dd0cf84d07e78faa1648d52ab.jpeg?width=1200)
ナレーション回顧録:MUSIC SOUP 45rpm #32 吉野寿(eastern youth)編
「MUSIC SOUP 45rpm」のために書いたナレーション。
そのアーティスト紹介とエンディングの原稿を再現。
今回はeastern youthの吉野寿編。
収録場所はアンティークショップ「QUEEN'S HOTEL antiques」(東京都武蔵野市吉祥寺)。
放送は2011年12月。
静かなる情熱と繊細な琴線を心に秘めた人。
番組オープニング
BGM「Cross Road Blues」by Robert Johnson
音楽は時に人生を左右し、運命を翻弄するもの。
例えば、音楽のために悪魔と取引をしたという
伝説のブルーズマン、ロバート・ジョンソン。
彼がレコード盤に遺したわずかな音楽は、
あらゆるポピュラーミュージックの原点となった。
わがままな耳を持つMUSIC MASTERたちが、
自分だけの音楽体験をとっておきの45曲に託して語る
栄養満点な音楽番組 MUSIC SOUP - 45rpm -
さぁ、冷めないうちに Bon Appetit.
アーティスト紹介
MUSIC SOUP。
今回のゲストは、
イースタンユースの吉野寿。
1本の大きな木から削り出すような
芯のぶれない音楽を叫び続ける
MUSIC MASTER。
聴く者の心に不思議な静寂をもたらす
爆音のハードコアで、
極東の島国に愛と苦悩を注ぎ込む男。
そんな吉野寿が選ぶ45曲とは?
吉野寿が選んだ45曲の最後の1曲
ブラッドサースティー・ブッチャーズ「ラリホー」
![](https://assets.st-note.com/img/1704376766190-x6UH710xVo.jpg?width=1200)
エンディング
激しくて、ポップで、内省的。
わがままで、正直で、泣ける音楽。
それが吉野寿のハードコア。
歩き疲れた大人にも、
歩み始めたばかりの若者にも、
彼のギターは優しく響き、
歌声は胸に深くしみ込んでゆく。
アンティーク・ショップの片隅で聴く
遠い日の「ラリホー」は、
見えない涙を流し、
彼の人生を祝福している。
![](https://assets.st-note.com/img/1704376826895-kqIHZSdwoz.jpg?width=1200)
all photos by komurock@吉祥寺
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?